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サラ・クーパー『会議でスマートに見せる100の方法』

皮肉の効いた、笑える一冊。会議でスマートに見せたり、主導権を握る手法について。イラストを中心にして面白おかしく書いている。当たり前の質問をして議論の流れを遮ってみたり、どうとでも取れる言葉(VisionとかStrategyとか)をホワイトボードに書いてみたり。実際にこれを実践している人がいたら、たしかにスマートに見えるかも。基本的には笑い話なのだが、こうした手法は本質をついているものでもある。要は大人しくしないこ...

ロバート・マイヤー『すごい「議論」力!』

議論の勝つための方法。著者はアメリカの有名な弁護士のようだ。よくアメリカのTVドラマで、有能な弁護士が時には嘘やはったりを交えつつ、ディベートで相手を説得していくシーンがあるが、まさにそうした議論のやり方が書いてある。相手の感情面にも配慮しながら、いかにして自分の議論を相手に受け入れてもらうか。実体験やエピソードを多く交えながら、ポイントを整理して書かれている。例えば論理面では6つのルールが挙げられ...

内田和成『スパークする思考』

斬新なアイデアを生み出すためにはどうしたらいいか。それは日頃から問題意識を持って情報を集めておくことだ。特に、頭のなかに集めておくことが重要。そうすればどこかで発想が生まれるだろう。一つのポイントは、日常生活にヒントがあるということ。著者の見るところ、日常生活は思ったよりもずっとクリエイティブである。恋愛、料理、子育てなど、日常生活でも我々は情報を入手し、どうしたらいいかを考え、行動している。それ...

高橋俊介、内田和成編『プロフェッショナルの鍛え方』

BBTビジネス・セレクト10 プロフェッショナルの鍛え方 (BBTビジネス・セレクト)コンサルティングファーム出身の起業家を追ったもの。最初に大前研一氏がマッキンゼーでの人材育成の指針を書いている。問題解決能力、経営者的思考、業種横断的視野の三つの要素をトレーニングし、30代で経営人材となるというもの(p.33)。その後の5分の4程は、マッキンゼー、BCG、アンダーセンコンサルティング(アクセンチュア)出身の起業家のイ...

内田和成『プロの知的生産術』

プロの知的生産術 (PHPビジネス新書)世にあふれる情報をどう収集し、活用していけばよいのか。著者自身のやり方が書かれている。また著者が様々な文房具やガジェットを好きらしく、そうしたものの使い方などもコラムで書かれている。ポイントは、情報を入手するコストが近年劇的に下がったことだろう。単純に情報源にアクセスするのみならず、昔ならアウトプットのために情報を整理しておくのも大変だった。京大式カードなどの方法...

山崎康司『入門 考える技術・書く技術』

入門 考える技術・書く技術バーバラ・ミントの有名な著書の訳者による本。ミントの『考える技術・書く技術』のエッセンスをベースにしている。ポイントは、ミントの本が文書作成全般について書かれているのに対して、ビジネス文書に絞ったこと。また特に日本語で文書を作成する際にはまりがちな点を丁寧にフォローしたこと。個々のポイントについて例示や練習問題もあり、考えながら読んでいける。とかく主語や文意全体を曖昧にし...

茂木健一郎他『すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった 考える力をつくるノート』

すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート (KEIO MCC Intelligence Series)生産性を上げるにはどうしたらいいか。思考の方法、生活のリズム、基本的な姿勢など。コンサルタント、ビジネスリーダー、エンターテイメントのプロデューサー、認知や精神の専門家が登場する。かなり平易な調子で書かれていて、サラリと読める。たまに刺さるような箇所が見つかる。基本的には人それぞれだという印象。読み手が...

内田和成『コンサルティング入門』

BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト)コンサルティングとは何かについて。戦略コンサルティングに興味を持った学生、あるいは社会人一年目くらいが読むといい本だろう。必要とされるスキルと、顧客マネジメントの章に大きく分かれている。必要とされるスキルは、分析、インタビュー、ディスカッション、仮説、パッケージ作成、プレゼンテーションの6つ。他のコンサルタントとのインタビューがいくつか載っ...

内田和成『論点思考』

論点思考解くべき問題、論点、イシューをどのように捉えるかについて。『仮説思考』では捉えた論点をいかに解決していくかという点が述べられていた。本書ではそれに先立つ、あるいは並行する論点の設定の仕方について述べられている。正直なところ、『仮説思考』に比べてインパクトは薄い。根本的なところを言うと、論点思考のポイント、すなわち論点をいかに捉えるかは経験と直観に求められる。論点を探ることをプロービング(探...

心屋仁之助『まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本』

まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本(2013/02/22)心屋 仁之助商品詳細を見る自分に自信がないために周りに合わせていい人を演じてしまうような人に対して、自己肯定の重要性といくつかの方法を説いている。他人が自分を嫌っているのではないかと恐れて萎縮したり勝手に傷つくような人は、自分に自信がなくて拗ねている(p.22, 70)。こうした、嫌われる恐怖が問題のすべての根にある(p.34)。こうした恐れは幼少期の...