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ジョン・メンソズ『SOFT SKILLS』

ソフトウェア開発者として働きつつ、不動産投資で財を成して33歳で引退した著者が、生きる上での様々なトピックについて語る。ソフトウェア開発者としてのキャリアの形成から、転職のコツ、独学の方法、生産性の高い仕事の仕方、不動産と株式投資、フィットネス、恋愛まで。極めて多くのトピックに渡り、しかも450ページくらいある。それぞれの人が刺さるポイントを拾えばよい。著者はソフトウェア開発者としてそれなりに成功して...

トーマス・リモンセリ『エンジニアのための時間管理術』

自分は時間の使い方が下手なので、参考になるかと読んだ。題名はエンジニアのための、とあるが、むしろシステム管理者のための時間管理術だ。ユーザーからの使い方の問い合わせに回答したり、新しい従業員のためのPCを用意したり、業務システムのトラブル解決やソフトウェアアップデートを行ったり。システム管理者の時間管理が特異な理由が三つ挙げられている(p.4)。非常に多くの割り込みにさらされること、一般の人よりも高度な...

むらかみかずこ『仕事がもっとうまくいく! 書き添える言葉300』

メッセージとして一筆書き添えるようなときに使うフレーズを集めたもの。手書きで便箋に書くようなことを想定している。お礼、依頼、お詫び、励まし、お断り、お祝いの6つのシーンに分かれている。それぞれ顧客、取引先、上司、同僚、先輩、部下、知人といった相手別に、ふさわしい言葉が並べられている。だいたい知っているものが多い。お詫び、お断りといったところは、綿密なコミュニケーションが必要となるところで、参考にな...

山口周『天職は寝て待て』

積読解消期間。電通、ITベンチャー役員、外資系コンサル数社と渡り歩いてきた著者の転職論。自身の体験だけでなく、組織論を中心として様々な文献を引いてくる。単純な転職論よりもずっと論の厚みが感じられる印象。自分自身がいまはキャリアの悩みが少なくなったので、本の内容が深く刺さることは少なかった。基本的には性急なやりたいこと探しや転職を戒める筋。確かに、自分のやりたいことはそんなに容易に見つかりはしない。「...

山口周『外資系コンサルの知的生産術』

コンサルティングファームをはじめとして、知的生産物を作成することのある人なら誰でも読んでおくべき良書。情報のインプットの仕方、プロセッシングの仕方、アウトプットの仕方について、そのポイントが合計99個に分けて書かれている。簡潔で分かりやすい記述に、具体例(と幅広い範囲からの蘊蓄)が豊富で理解を助ける。自分も振り返ることが多いが、まず初学者にこそ勧めたい一冊。まず自分の作るものの位置づけを考えることの...

藤沢晃治『「分かりやすい説明」の技術』

良書。説明を分かりやすくするにはどうしたらいいか、簡潔に書かれている。本自体、その分かりやすい説明の技術を使って書かれている。要点がまとまっているし、適切な比喩、具体例も多い。知らせることと説明することは異なることだ。単に情報を知らせることで十分だと考えてはならない。説明の目標は聞き手が知ることではなく、話し手の意図を正しく理解することにある。分かりやすい説明とは、聞き手において聞いたことの意味が...

ジャグディシュ・N・シース、アンドリュー・ソーベル『選ばれるプロフェッショナル』

良書。コンサルサント、弁護士、会計士など人にアドバイスを提供することを生業とする人たち向け。クライアントの信頼を得て、クライアントから選ばれる存在とはどういうもので、どうすればよいか。実際に多くのプロフェッショナルからアドバイスを受ける立場であるクライアントたちへの多くのインタビューに基づく。必要な要素がとても簡潔にまとまっている。またアリストテレスからキッシンジャーまで古今東西の数々の歴史上のア...

能町光香『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』

優秀な秘書が書いた、相手を配慮するスムーズなやり方が載っている。一貫したメッセージは、相手を尊重すること。たとえ気遣いを発揮しても、相手の求めている方向と一致していなければ気遣いとして成立しない(p.12f)。大げさなことをやる必要はなくて、ちょっとした小さなことを適切なタイミングで積み重ねることが大事(p.32-37)。とはいえ、この相手を尊重することとはどういうことなのかはいま一つ分からない。遠慮してしまった...

高嶌幸広『聞き上手になる本』

そういえばこの前読んだ本もこの著者だった。内容にはだいぶ重複があって、印象もさほど変わらない。話すのは相手が7割、自分が3割(p.32, 153)という目標に向けてどうするか。箇条書きに近いスタイルで、信条を次々と提示している。聞く力には、聞く力そのものと集中力に分かれるという(p.218-220)。いくどか強調されるのは、聴く力における忍耐。自分が分かっていることはつい先回りしたくなる。まずそういう気持ちが自分の中に生...

高嶌幸広『「話す力」が身につく本』

例えば突然スピーチを頼まれても話せるようにするには。主に上下関係における円滑なコミュニケーションとは。聞き上手になって相手の本音を引き出すには。上手に話すには基本的なルールがある(p.17)として、ルールを解説。スピーチで話す内容を紙切れに書き出してみて、話す順番を考えていく紙切れ法(p.77-84)など。スピーチで間違ったり頭が真っ白になったら、そのこと自体をネタにして話してしまえば良い(p.104, 114-121)なんて...

Appendix

プロフィール

坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)

Author:坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)
数学の哲学を専攻して研究者を目指し、20代のほとんどを大学院で長々と過ごす。
しかし博士号は取らずPh.D. Candidateで進路変更。
哲学と特に関係なくIT業界に住んでいる。

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