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高嶌幸広『聞き上手になる本』

そういえばこの前読んだ本もこの著者だった。内容にはだいぶ重複があって、印象もさほど変わらない。話すのは相手が7割、自分が3割(p.32, 153)という目標に向けてどうするか。箇条書きに近いスタイルで、信条を次々と提示している。聞く力には、聞く力そのものと集中力に分かれるという(p.218-220)。いくどか強調されるのは、聴く力における忍耐。自分が分かっていることはつい先回りしたくなる。まずそういう気持ちが自分の中に生...

高嶌幸広『「話す力」が身につく本』

例えば突然スピーチを頼まれても話せるようにするには。主に上下関係における円滑なコミュニケーションとは。聞き上手になって相手の本音を引き出すには。上手に話すには基本的なルールがある(p.17)として、ルールを解説。スピーチで話す内容を紙切れに書き出してみて、話す順番を考えていく紙切れ法(p.77-84)など。スピーチで間違ったり頭が真っ白になったら、そのこと自体をネタにして話してしまえば良い(p.104, 114-121)なんて...

和田秀樹『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』

内容はタイトルの通り。9つの習慣は、(1)とにかく動く、(2)できることだけやる、(3)他人に頼る、(4)計画しない、(5)休む、(6)失敗してみる、(7)感情にしたがう、(8)真似する、(9)法則をみつける。世の中に完全に予測できることはなく、つねにあらゆることはリスクを伴っている。しかしリスクを気にしてばかりでは前に進めない。前に進めなければ、何の結果も得られない。リスクに対しては適切に損切りをすることにより、完全では...

櫻井弘『上手な話し方の技術』

対人コミュニケーションに関わる軽い本をいくつか買ってきたので、ざっと読んでいくことにする。この本は話し方の技術として、声の出し方のような内容にかかわらない部分と、内容の組み立て方の二つに分かれて書いている。スピーチについてはサンドイッチの法則というのが目に留まった(p.18-27)。これは自己紹介のようなスピーチで、挨拶・名前を名乗るということから始めて、最後に名前を名乗る・挨拶を繰り返して終わるという形...

サラ・クーパー『会議でスマートに見せる100の方法』

皮肉の効いた、笑える一冊。会議でスマートに見せたり、主導権を握る手法について。イラストを中心にして面白おかしく書いている。当たり前の質問をして議論の流れを遮ってみたり、どうとでも取れる言葉(VisionとかStrategyとか)をホワイトボードに書いてみたり。実際にこれを実践している人がいたら、たしかにスマートに見えるかも。基本的には笑い話なのだが、こうした手法は本質をついているものでもある。要は大人しくしないこ...

ロバート・マイヤー『すごい「議論」力!』

議論の勝つための方法。著者はアメリカの有名な弁護士のようだ。よくアメリカのTVドラマで、有能な弁護士が時には嘘やはったりを交えつつ、ディベートで相手を説得していくシーンがあるが、まさにそうした議論のやり方が書いてある。相手の感情面にも配慮しながら、いかにして自分の議論を相手に受け入れてもらうか。実体験やエピソードを多く交えながら、ポイントを整理して書かれている。例えば論理面では6つのルールが挙げられ...

内田和成『スパークする思考』

斬新なアイデアを生み出すためにはどうしたらいいか。それは日頃から問題意識を持って情報を集めておくことだ。特に、頭のなかに集めておくことが重要。そうすればどこかで発想が生まれるだろう。一つのポイントは、日常生活にヒントがあるということ。著者の見るところ、日常生活は思ったよりもずっとクリエイティブである。恋愛、料理、子育てなど、日常生活でも我々は情報を入手し、どうしたらいいかを考え、行動している。それ...

高橋俊介、内田和成編『プロフェッショナルの鍛え方』

BBTビジネス・セレクト10 プロフェッショナルの鍛え方 (BBTビジネス・セレクト)コンサルティングファーム出身の起業家を追ったもの。最初に大前研一氏がマッキンゼーでの人材育成の指針を書いている。問題解決能力、経営者的思考、業種横断的視野の三つの要素をトレーニングし、30代で経営人材となるというもの(p.33)。その後の5分の4程は、マッキンゼー、BCG、アンダーセンコンサルティング(アクセンチュア)出身の起業家のイ...

内田和成『プロの知的生産術』

プロの知的生産術 (PHPビジネス新書)世にあふれる情報をどう収集し、活用していけばよいのか。著者自身のやり方が書かれている。また著者が様々な文房具やガジェットを好きらしく、そうしたものの使い方などもコラムで書かれている。ポイントは、情報を入手するコストが近年劇的に下がったことだろう。単純に情報源にアクセスするのみならず、昔ならアウトプットのために情報を整理しておくのも大変だった。京大式カードなどの方法...

山崎康司『入門 考える技術・書く技術』

入門 考える技術・書く技術バーバラ・ミントの有名な著書の訳者による本。ミントの『考える技術・書く技術』のエッセンスをベースにしている。ポイントは、ミントの本が文書作成全般について書かれているのに対して、ビジネス文書に絞ったこと。また特に日本語で文書を作成する際にはまりがちな点を丁寧にフォローしたこと。個々のポイントについて例示や練習問題もあり、考えながら読んでいける。とかく主語や文意全体を曖昧にし...