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渡辺治『コンピューターサイエンス』

コンピュータサイエンス (サイエンス・パレット)コンピューターサイエンスという学問分野への最初の本として書かれたものだろう。どうやら大学一年生向けの教養課程が元になっているようだ。レベルとしては高校生か、あるいは中学生でもよいだろう。計算のもっとも基本的原理として±1と繰り返しを置いて(p.14)、プログラミングによる計算の実現について説いている。コンピューターにおけるメモリの仕組みを取り上げて、機械語のレ...

高橋征義、後藤裕蔵『たのしいRuby 第4版』

たのしいRuby 第4版(2013/06/04)高橋 征義、後藤 裕蔵 他商品詳細を見るRubyでちょっと個人用のWebサービスを作ろうと思い立ち読んだ。読み終わる前に作り終えてしまったので、後は興味だけで読んでいた。Rubyを紹介する本としてよく出来ていると思う。まさに定番。Rubyはすべてをオブジェクトとして扱うので、メソッドやブロックも引数として取ることができる。そのため関数型プログラミング言語のようなcollectやmapといった手段...

浅井健一『プログラミングの基礎』

プログラミングの基礎 (Computer Science Library)(2007/03)浅井 健一商品詳細を見るとても面白い本だ。読んでいてワクワクするような本を久々に読んだ。タイトルは『プログラミングの基礎』だが、これはプログラミングについて多少とも学問的に学んでみたいという学生向けの本。仕事でプログラミングをすることになった人が基礎を知りたくて読むものではない。何と言っても扱われているプログラミング言語はOCaml。むしろ、「関数...

中村修太『Guide to Scala』

Guide to ScalaーScalaプログラミング入門(2013/03/02)中村修太商品詳細を見る耳にすることも多くなったプログラミング言語Scalaについての入門書。もともとWeb媒体での連載だったものをKDPで出版している。Scalaの一通りの文法と、その特徴について読むことができる。記述はやさしいが、Scala自体がJavaを引き継ぐ形で発展しているものなので、Javaの知識が必要とされる。Scalaの特徴としては、Javaのように変数の型宣言が特に必...

横内寛文『プログラム意味論』

プログラム意味論 (情報数学講座)(1994/06)横内 寛文商品詳細を見るこの分野の入門書として名高い本だが、これはとても面白い。昔(10年くらい前)にいくつかの章を読んだが、今回は通読してみた。λ計算とその意味論を扱った本。λ計算の構文論(型なしも型付きも)から始まり、その意味論として操作的意味論と表示的意味論を導入。表示的意味論ではCPOを使って、まず型付きλ計算のモデルを提示する。λ計算を拡張したPCFで自然数...

ジョン・ホップクロフト、ジェフリー・ウルマン『オートマトン 言語理論 計算論 (2)』

オートマトン 言語理論 計算論 (2) (Information & computing (4))(1986/03)J.ホップクロフト、J.ウルマン 他商品詳細を見る下巻では文脈依存文法を導入し、Chomsky階層を解説する。また、決定性文脈自由言語を導入するとともに、決定的言語と非決定的言語で差が出る事例を紹介する。言語の一般的定式を述べた後、いよいよ計算の複雑性の理論へ。もともとP=NPをめぐる話題が読みたくて読書を始めたので、ようやく到達した気分。そ...

ジョン・ホップクロフト、ジェフリー・ウルマン『オートマトン 言語理論 計算論 (1)』

オートマトン 言語理論 計算論 (1) (Information & computing (3))(1984/08)J.ホップクロフト、J.ウルマン 他商品詳細を見るこの分野の有名な入門書。第3版まで出ているが、新版になるにしたがって評判が落ちている。ということで第1版を読むことにした。よくまとまっているし、よく書けているので非常に面白い。informalに内容を説明したあとで、「以上のことを形式化すると」と始まる。この述べ方はとても分かりやすいし、望ま...

ミラン・リポヴァチャ『すごいHaskellたのしく学ぼう!』

すごいHaskellたのしく学ぼう!(2012/05/23)Miran Lipovača商品詳細を見る関数型プログラミング言語について何か読んでみようと思って手に取った。これはHaskellの入門書で、文体もとてもポップだし、不思議なイラストがたくさん出てくる。理解のしやすさはまあまあだろう。個人的には型クラスについてもう少し説明してくれればよかった。関数型言語なので何度呼び出そうがまったく同じ答えが返る。手続き型言語ならその実行時の状...

ロジャー・プレスマン『実践ソフトウェア工学〈第3分冊〉オブジェクト指向ソフトウェア工学/ソフトウェア工学の進んだ話題』

実践ソフトウェア工学〈第3分冊〉オブジェクト指向ソフトウェア工学/ソフトウェア工学の進んだ話題(2000/10)ロジャー・S. プレスマン商品詳細を見る三分冊目は主にオブジェクト指向を用いることによる、ソフトウェア開発への影響について。オブジェクト指向を開発に使うと言っても、単にどのプログラミング言語を使うという話ではない。オブジェクト指向を用いるとシステムの分析や設計、テスト、品質メトリクスについての観点が変...

ロジャー・プレスマン『実践ソフトウェア工学〈第2分冊〉ソフトウェア工学の伝統的手法』

実践ソフトウェア工学〈第2分冊〉ソフトウェア工学の伝統的手法(2000/10)ロジャー・S. プレスマン商品詳細を見る第二分冊はソフトウェアプロジェクトの各フェーズ、つまりシステム構想から要件定義、設計、開発、テストまでのフェーズにおける様々な手法を扱う。さすがにソフトウェア工学のまさに核心的なところと見え、かなり充実した記述。ERD、DFDなどを用いた要求分析、ホワイトボックステストでのグラフ理論を用いたサイクロ...
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