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奥村昭博『経営戦略』

経営戦略 (日経文庫―経営学入門シリーズ)(1989/02)奥村 昭博商品詳細を見る手軽に読めるが本格的な本。また機をみて読み返そう。amazonに読書記掲載。----------------------------------------------古くはあるが、とてもよい本だった。経験曲線やポートフォリオ戦略などの有名な経営分析技法はしっかり紹介。しかしそのような分析的な経営戦略の立て方を批判。市場や収益構造の分析を通して導き出される分析型経営戦略に対して、...

ウィリアム・クラーク『免疫の反逆』

免疫の反逆―進化した生体防御の危機(1997/02)ウィリアム・R. クラーク商品詳細を見るこれはとても面白い。主にヒトの免疫の仕組みについての本。免疫に関わる病気を中心に話が進む。古代ローマ、トゥキディデスの天然痘の記述や、パスツールとコッホの確執、症例をもたらした様々な患者。歴史やエピソードが豊富で、読んでいて飽きない。しかも観点が面白い。例えば、花粉症を始めアレルギー症状を引き起こすIgE抗体の進化的意義が...

堀江康煕『地域金融機関の経営行動』

地域金融機関の経営行動(2008/08/28)堀江 康煕商品詳細を見る面白かった。地域の金融機関、わけても地銀と信用金庫がこの20年ほどどのような経営をしているかを分析した本。この分野は全然知らなかったので、とても学ぶことが大きかった。著者によれば、地域金融機関の経営分析には新古典派の経済学的分析はそぐわない。つまり、利潤を最大化するように、貸出による限界収入と限界費用の一致点まで貸し出しを増やす行動をしてい...

リチャード・ドーキンス『盲目の時計職人』

盲目の時計職人(2004/03/24)リチャード・ドーキンス商品詳細を見る明快で丁寧な、よい本。創造的デザイン論証に対して、ダーウィン主義を擁護する。現代の遺伝学についての詳細な解説になっている。500ページもあるので読み通すのは時間がかかるが、議論はとてもクリアなので負担は少ない。例えば眼のような器官、またコウモリの音響測定システムなど非常に高度で複雑と思われる形質を生物はどうやって獲得したのか。進化によって...

松本仁一『アフリカ・レポート』

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)(2008/08)松本 仁一商品詳細を見る素晴らしい本。アフリカの現状についてまず知るには最適。ゆっくり読んでも、2時間もあれば読める。読んでほしい。何も行動せずとも、まずは感じることならできる。amazonに読書記掲載。-------------------------------素晴らしい本だ。アフリカの現状、惨状についてのジャーナリストの報告。独立から多くの年月が経ったのに、いまだに悪い...

サニー・ベイカー、キム・ベイカー、マイケル・キャンベル『世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント』

世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント(2005/04)サニー ベーカーG.マイケル キャンベル商品詳細を見るPMP入門として、プロマネ入門として多くの人がまず勧める本。500ページ弱もあり、プロジェクトの立ち上げから終結まで多くの事柄が詳細に書かれている。個々のフェーズで注意すべきポイントが箇条書きで挙げられている。場面場面でチェックポイントとして使えるだろう。また、時折ある小話やユーモアも楽しい。詳...

国際通貨研究所編『外国為替の知識』

外国為替の知識 (日経文庫)(2001/07)国際通貨研究所商品詳細を見るよくまとまっている良書。外為の構造と市場。外為に潜むリスクと、企業におけるそのリスク管理の実際。国際金融市場の改革の流れとブレトン・ウッズ体制からの歴史。外為の本といってもFXの入門書ではない。仕事の上で、外為の業務知識が必要になった初心者向けの本。しっかりとした記述で、実に安心して読んでいける。やはりこういう本は読んでいて気持ちがよい...

アルヴィン・トフラー『第三の波』

第三の波 (中公文庫 M 178-3)(1982/01)アルビン・トフラー商品詳細を見るその昔大ヒットした有名な本。狩猟生活から農業中心の定住生活への移行を第1の波、産業革命を第2の波と捉える。そして現在は第3の波が押し寄せていると解く。世界中の様々な思考、制度、国家の流れ・対立を、古き第2の波と新しき第3の波の衝突として理解していく。話は多岐に渡るが読みやすく、理解しやすい。図式が明快で単純。もう少し複雑な流れもあ...

田中一之編『ゲーデルと20世紀の論理学 (3)不完全性定理と算術の体系』

ゲーデルと20世紀の論理学 3 不完全性定理と算術の体系(2007/03)田中 一之商品詳細を見る第三巻は不完全性定理、逆数学、ダイアレクティカ解釈について。この巻は議論のレベルが少し高く、ざっと読む通すには骨が折れる。とはいえ、第一部の不完全性定理の解説はよくできている。ベータ関数からきちんと解説している。第二不完全性定理は確かに省略されているが、これはどんな本でも省略するだろう。証明述語が導出条件を満たすこ...

伊東光晴、根井雅弘『シュンペーター』

シュンペーター―孤高の経済学者 (岩波新書)(1993/03)伊東 光晴根井 雅弘商品詳細を見る素晴らしい名著。感銘を受けて読んだ。20世紀を代表するオーストリアの経済学者、シュンペーターについての本。まず最初に伝記的事項が来て、それから彼の経済学の業績の話が来る。この順番は正しい。その特徴的な人となりが知れて、初めてその思想は正しく理解されるだろう。伝記はとても鮮やかにシュンペーターの生き様を描いている。20...
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