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ピーター・ドラッカー『現代の経営(上)』

ドラッカー名著集2 現代の経営[上](2006/11/10)P.F.ドラッカー商品詳細を見る実に55年前の本。半世紀以上も前の本だ。しかも変化のとても激しい経営学の分野。それにも関わらず、まるで現在に書かれたような印象を受ける。内容にあまり古さを感じないのはやはりこの本の凄さ。冒頭のマネジメントの本質についての議論が本当に素晴らしい。感銘を受ける。他にも、半世紀以上も前にCSRの重要性を説いていたり。未来の不確定...

木村資生『生物進化を考える』

生物進化を考える (岩波新書)(1988/04)木村 資生商品詳細を見る集団遺伝学の世界的な学者が書いた、遺伝学の入門書。とても素晴らしい。こんな本が日本語で読めるとは。入門書ではあるが、まったく知識無く読めるわけではない。本当に初歩的な概念は説明されていない。ある程度、遺伝学に親しんだ人でないときついかもしれない。それから、数学(統計)に拒否反応を起こす人もきついだろう。ダーウィン進化論とメンデル遺伝学の対...

ロビン・ウィルソン『四色問題』

四色問題(2004/11/25)ロビン・ウィルソン商品詳細を見るとても良い本だ。数学上の有名な未解決問題だった、四色問題の歴史について。四色問題は、地図上の国々を塗り分けるにはどんなに国があっても4色あれば足りる、というもの。数学の有名な未解決問題(だったもの)はいくつもあるが、とっつきやすいものとしては四色問題は抜群だろう。ポアンカレ予想はもとより、双子素数やフェルマーの最終予想の比ではない。四色問題は実際...

ヨゼフ・シュムペーター『経済発展の理論(下)』

経済発展の理論―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究〈下〉 (岩波文庫)(1977/01)J.A. シュムペーター商品詳細を見る引き続き。企業者利潤、利子の存在根拠、景気の循環についての章。総じて議論はクリアなのだが、利子論は本人も記すとおりかなり分かりにくい。予想される反論に逐一、対応しているためか。利子の源泉をあまりに企業者利潤に置くためか。本当にイノベーションのための投資額に由来する利子...

大貫隆『イエスという経験』

イエスという経験(2003/10/25)大貫 隆商品詳細を見る「史的イエス」を巡る考察。特徴は、イエスその人が抱いていた神話的描像を取り上げることだろうか。史的イエスにまつわる論争は、旧来のキリスト教内部での護教論的理解から脱するあまり、イエスにまつわるすべての神話的事項をそぎ落とす傾向にあった。しかしイエスはなによりも、古代イスラエルに生きた歴史的人物である。その歴史の中で生きた人物は、当然のことながらその...

小田切宏之『企業経済学』

企業経済学 (プログレッシブ経済学シリーズ)(2000/05)小田切 宏之商品詳細を見る個人的に気に入っている本。また読み返した。企業という存在を経済学的に分析する本。議論は入門的で分かりやすい。企業という組織を取る必要がなぜあるのか。すべてを各人の分業、独立一人会社としていることよりもよい経済学的優位性は何か。産業構造における企業間の競争のモデルは。技術革新が果たす役割。多角化やM&A。人事システム。冒頭の...

ISSコンサルティング『外資系トップの仕事力』

外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか(2006/09/08)ISSコンサルティング商品詳細を見る面白い本だった。いわゆる「外資系」の日本支社トップを務める人々へのインタビュー。仕事に対する考え方、キャリアの積み方などとても参考になり、面白い。自分のやりたい仕事を次々と選んできたのかと思えば、そうでもないようだ。むしろ不本意に与えられた環境で、ともかくも業績を残してきた人たちが多い。そ...

吉田洋一『零の発見』

零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)(1986/11)吉田 洋一商品詳細を見る気軽な数学史読み物。「零の発見」と「直線を切る」からなる。前者はインドでの0の発明を中心に、数字記法の歴史を巡る。その後、無限小数と対数の話へと続く。後者はピタゴラスの三平方の定理の背景と、発展。無理数の発見からデテキント切断による実数の定義を解説する。きわめてすっきり書いてある。とても読みやすい。しかも深い。著者はポアンカレの科学...

秋月高太郎『日本語ヴィジュアル系』

日本語ヴィジュアル系 ―あたらしいにほんごのかきかた (角川oneテーマ21)(2009/01/10)秋月 高太郎商品詳細を見るネット上などでよく見られる新しい日本語の形について。ただそれを面白がったり、または糾弾する本ではない。1946年と1986年の現代仮名遣いの指針を分析しつつ、表音表記という流れにあるものとして解明していく。つまり、現代の「乱れた日本語」は読みと書きを一致させようと様々な表記法を開発している流れ...

エミリオ・セグレ『古典物理学を創った人々』

古典物理学を創った人々―ガリレオからマクスウェルまで(1992/06)エミリオ セグレ商品詳細を見る副題(原著ではこれが題名)の通り、ガリレオからマクスウェルまでの物理学史。実験と検証という形で近代的な物理学を始めた人をガリレオに求める。そこから相対論・量子力学などの現代物理学が始まる前のマクスウェルまでを描く。現代物理学については同じ著者の『X線からクォークまで』がある。ちょっと期待はずれだった。一般的な...
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