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ピーター・ドラッカー『現代の経営(下)』

ドラッカー名著集3 現代の経営[下](2006/11/10)P.F.ドラッカー商品詳細を見る下巻は人と組織について。実に素晴らしい本だ。学ぶところがあまりに多い。事業部制を持ち上げるところは、その後のマトリックス組織などの登場を見ると、やや疑念を持ったりするが。企業の規模についての分類が面白かった。企業は、従業員数や売上高によってではなく、いかなる種類のマネジメントが必要とされるかによって分類される。また、末端の...

ISSコンサルティング『外資系トップの仕事力II』

外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか(2008/10/03)ISSコンサルティング商品詳細を見るBCG出身者のインタビューが多いのが気になるが、こちらもよい本。とても参考になり、いろいろなことを考えさせられる。前巻と底流にあることは同じ。目の前の仕事に注力すること。キャリアの階段は、思ったより偶然に訪れる。...

田中一之編『ゲーデルと20世紀の論理学 (4)集合論とプラトニズム』

ゲーデルと20世紀の論理学 4(2007/07/24)田中 一之商品詳細を見る本巻の扱う範囲は馴染みがあるので、さして新しい発見は無かった。他の巻と比べると、やや保守的だなという印象。もっと特色があってもいいのでは。第一章はとてもオーソドックスな集合論の教科書。かなり禁欲的。もう少し概念的な説明が読みたかった。モストフスキ崩壊の意味とか。連続体仮説の解析、線形代数での例が出ているのは面白い。集合論の教科書はたくさ...

ダン・アリエリー『予想どおりに不合理』

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」(2008/11/21)ダン アリエリーDan Ariely商品詳細を見るいま話題の行動経済学。その第一人者による紹介本。人間の判断が状況や感情、他との相対的関係、他の人の意見にいかに左右されるかについて。様々な実験が率直に語られていて、読んでいて面白い。堅苦しい学者ならあまり企画しないような実験などあって、笑えるものもある。性的に興奮した状況では背徳的な行...

フリードリッヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラ』

ツァラトゥストラ (中公文庫)(1973/06)ニーチェ商品詳細を見るニーチェの著作はだいぶ読んだし、親しんでいるのだが。やはりこの本だけはどうにも飲み込めない。比喩を全然理解できない人間には、霧の向こうにあるような著作。何が書いてあるのか分からない、というより、なぜこうやって書かなければならないのか分からない。哲学とは概念の創造だ。詩は(日常)言語の破壊である。これらは両方とも、新しい世界を見る手段を提供す...

ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』

想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (ネットワークの社会科学シリーズ)(1997/05)ベネディクト アンダーソン商品詳細を見るナショナリズムの起源についての有名な本。まずもって教えられたのは、ナショナリズムが最初に勃興したのが南北アメリカであること。これは本書のポイントの一つ。ナショナリズムが西欧のものだとする西欧中心主義を何度も批判する。また、民衆の間にわき起こってくるナショナリズムに対して、統治機構...

網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』

日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)(2005/07/06)網野 善彦商品詳細を見る実に面白い。日本史の常識とも思われる事柄を疑い、もう一つの側面をたどっていく。きわめてエキサイティング。読んでいて興奮させられる本だ。前半は14世紀に日本社会が大きな変動を経たことを、様々な側面から論証する。文字の使用、貨幣流通、被差別階級、宗教、女性の地位、天皇の権威などについて。14世紀以前の日本が、これらのポイン...

ソロモン・ヒューズ『対テロ戦争株式会社』

対テロ戦争株式会社―「不安の政治」から営利をむさぼる企業(2008/10/22)ソロモン ヒューズ商品詳細を見る民間軍事会社(Private Military Company)についてのレポート。PMCはかなりダークな部分が多く、知られていることはわずかだ。その点ではこの本がもたらす情報はかなり貴重なものだろう。特に、PMCの由来については役立つ。それは、イギリスではサッチャー政権の「小さい政府」政策の下で、刑務所などの運営に当たった民間会社...

ヴィラヤヌル・ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー『脳のなかの幽霊』

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)(1999/08)V.S. ラマチャンドランサンドラ ブレイクスリー商品詳細を見るこれは非常に面白い。興奮をもってページをめくっていった。幻肢や幻覚、病状否認といった奇妙な現象を扱っていることもある。しかし患者とのエピソードを作り上げる巧さ、また大胆な仮説とそれを検証するための鮮やかな実験。例えば鏡を使った箱によって、「幻肢を切断する」話など、様々な事柄を考えさせられる。これは素晴...

野中郁次郎『経営管理』

経営管理 (日経文庫 (512))(1980/04)野中 郁次郎商品詳細を見る経営学関係の本としては、しばらくこの人の著作を追いかけてみようかと思っている。知識創造、イノベーションなどで有名な人だが、本書は組織論。いかなる会社組織がよいのか、について。古い本だがきれいにまとまっている。事業部制、PM、SBU、マトリックス組織といった組織そのものに重点を置いたクールアプローチ。それに対し、人は何を求めて仕事をするのか...
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