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清水秀樹『基礎から学ぶ生産管理システム』

基礎から学ぶ生産管理システム 製造業SEのための業務知識(2007/08/02)清水 秀樹商品詳細を見るこれはいい本だ。本題のとおり、製造業のシステムに関わるSE向けに業務知識を解説した本。だが特にSEでなくとも、製造業においてどんなプロセスがあり、それらがどう考えられているのかを知るのにいい本だ。こういうものは実際に製造業の内部の人よりも、こうしてやや外部から見るほうがすっきりと提示できる場合がある。内容は製造...

岩田規久男『国際金融入門』

国際金融入門 (岩波新書)(1995/04/20)岩田 規久男商品詳細を見る入門書としてはいいレベルなのだろうが、なかなかに難しい。一つの現象に絡んでくる要素がかなり多いので、風が吹けば桶屋が儲かるような話が多い。それでも基本的区別すらろくに知らない人間には学ぶことが多い。例えば、国際収支の増減は国内のマネーサプライには影響を与えないこと。なぜなら、外貨の購入によって円通貨が海外に流出するのではなく、国内の外為銀...

日経コンピュータ編『動かないコンピューター』

動かないコンピューター ― 情報システムに見る失敗の研究(2002/12/06)日経コンピュータ商品詳細を見る『日経コンピュータ』の有名な連載コラムをまとめたもので、企業のITシステムの障害例を集めている。1980年代のオフコンの導入事例など古いもの、中小企業、パッケージ導入、インターネットシステム、大規模システムなど様々。オフコンの事例は確かに古いが、こうしたシステム障害の原因は昔からあまり変わっていないのだと思わ...

エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール』

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か(2001/05/18)エリヤフ・ゴールドラット商品詳細を見る最高に面白い本だ。生産管理における、制約理論を解説した小説。利益が出せず閉鎖寸前に追い込まれた工場を立て直す、という筋で制約理論がどう働くかが分かりやすく書かれている。読んでいて目からウロコが落ちる思いをする。ただし、最後の100ページほどで生産管理以外のマネジメントの話や、全体のまとめに入ったあたりは登場人物...

山田昌弘『希望格差社会』

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く(2004/11)山田 昌弘商品詳細を見るいまだにこの日本に希望を持つ人間としても、この本には納得がいかない。一見、統計などのデータに基づいた「科学的」な本に見えるが、それは外見である。著者の主張を導く重要なポイントではデータが出てこない。代わりに印象的なエピソードが述べられ、読者を導く。これはとても危険である。典型例を挙げる。著者は「日本社会は、1990年代半ば...

ランダル・ストロス『プラネット・グーグル』

プラネット・グーグル(2008/09)ランダル ストロス商品詳細を見るビジネススクールの教授であり、IT企業の話題に詳しい著者が、グーグルの数々のサービスの成立と現状を描いたもの。グーグルに対してかなり客観的な視点から書かれていると言っていいだろう。グーグルを取り巻いた熱狂に乗っているわけでもないし、著作権など既存秩序の破壊者として見ているわけでもない。ということで記述は淡白であり、読んでいて物足りなさを覚え...
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