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ベン・ウォーウイック『αを探せ!』

αを探せ!最強の証券投資理論――マーコヴィッツからカーネマンまで(2003/08/22)ベン・ウォーウイック商品詳細を見る証券投資理論の歴史と、投資のトレンドの推移についての本。ある証券会社のCEOが激賞していたので読んでみたが、自分にはどうもいま一つだった。グラフとかは多少出てくるが、各投資理論の細かい話は出てこない。ちょっと表面的な記述に感じた。ちなみにαとは、ある投資戦略のベンチマークに対する超過利益を意味す...

松本裕治他『言語の科学入門』

言語の科学入門 (言語の科学 1)(2004/04/06)松本 裕治、今井 邦彦 他商品詳細を見る言語学の解説シリーズより、入門の巻。構文論、意味論、語用論といった言語学のサブカテゴリについての基本的な解説、比較言語学・構造言語学・生成文法とたどってきた近代言語学の歴史的展開、言語学の科学的性格などについて。言語への計算機科学的アプローチについて一章が設けられているが、ここはちょっと浮いているように思えた。現代言語学...

バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則(1999/03)バーバラ ミント、グロービスマネジメントインスティテュート 他商品詳細を見るいい本だとは思うが、玉石混淆。マッキンゼーのコンサルタントが書いた、論理的思考と論理的な文章の書き方についての本で、なかばバイブルとして扱われている。だが、どうだろう。自分には、どうやら論理学を知らない人が自己流で書いた本のようだ、という印象を受けた。先に書いてお...

アミール・アクゼル『デカルトの暗号手稿』

デカルトの暗号手稿(2006/09)アミール・D. アクゼル商品詳細を見るデカルトの残した草稿の中に、暗号で書かれたものがある。その草稿はどうやら幾何学に関するものらしいが、暗号・記号・図形の羅列で意味は容易に判読できない。この草稿は、いまでは失われてしまっているが、さいわいなことにこの草稿を写し、解読しようとした人がいる。ライプニッツだ。1676年6月1日、ライプニッツはパリでデカルトの遺稿を管理していたクレルス...

ローワン・ジェイコブセン『ハチはなぜ大量死したのか』

ハチはなぜ大量死したのか(2009/01/27)ローワン・ジェイコブセン商品詳細を見る2006年を顕著な始まりとして以降、ミツバチの大量死が起こっている。単なる大量死ではなく、ミツバチたちが自分たちの巣を放棄してどこかへ行ってしまうのだ。大量死というよりは大量失踪である。この蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder;CCD)によって「二〇〇七年の春までに、実に北半球のミツバチの四分の一が失踪したのである。」(p.13)単な...

岩田規久男『金融入門』

金融入門 (岩波新書)(1993/10/20)岩田 規久男商品詳細を見る金融の基本的な仕組みについての概説。貨幣とは何か、金融機関はどんな行為を行っているのか、金融機関が存在することにどんな意味があるのか。自由化や国際化などのやや歴史的な話もある。古い本なのでいま現在から見ると補強の必要な記述もたくさんあるが、基本はそうそう変わるものではない。学問的な調子で書かれているので、記述はだいぶ硬い。もう少し柔らかく書い...