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福沢諭吉『学問のすゝめ』

学問のすゝめ (岩波文庫)(1978/01)福沢 諭吉商品詳細を見る言わずもがなの名著。やはり相当に面白かった。学問を学ぶことがそれぞれの人にとって、そしてまた国家、政府にとってどのように重要なのかを短編集で語っている。筆致は端的で分かりやすく、また説明もうまい名文だ。後半は処世訓に近いようであまり学問の話ではなくなっていくので、前半が特に面白い。ここで著者が「学問」と言っているのは、我々が学問という語で思い...

池内了『物理学と神』

物理学と神 (集英社新書)(2002/12/17)池内 了商品詳細を見る物理学において「神」という言葉が使われる文脈を探りながら、物理学の歴史について語る試み。出版社のパンフレットに書かれた連載の単行本化で、気軽なエッセイの乗りで書かれているようだ。そのため、学問的にはかっちりした印象を受けない。自分にはちょっとポイントの分からない本だった。そもそも、この本が扱おうとしている「物理学者の言う神」なるもので著者が何...

Raghuram Rajan, "Fault Lines"

Fault Lines: How Hidden Fractures Still Threaten the World Economy(2011/08/28)Raghuram G. Rajan商品詳細を見るFinancial Timesの2010年度ビジネス書アワードに選ばれた本。必読書と言われるが翻訳はかなり評判が悪いので、ペーパーバック版が出たので原書を読んでみた。論旨はかなり明快だし、英語も癖がなくクリアなのであまり読むには困らない。サブプライムローン問題から引き起こされた2007年の金融崩壊(p.1)に関わる背...

サニー・ベイカー、キム・ベイカー、マイケル・キャンベル『世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント』

世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント(2005/05/05)サニー ベーカー、G.マイケル キャンベル 他商品詳細を見る再読。"Idiot's Guide"(≒サルでもわかる)と題されているだけあってかなり平易な語り口だが、広いポイントをカバーしているので役に立つ。様々な経験則、実際の過程でのチェックポイントなどが豊富に書かれている。個々のフェーズにおいてどんなことに注意しなければならないか、よくまとまっている。また、プ...

ヤン・ゴンダ『インド思想史』

インド思想史 (中公文庫)(1990/10)ヤン ゴンダ商品詳細を見るインド思想史の古典的名著。古代のウパニシャッドの思想から、ジャイナ教、小乗/大乗仏教、ヨガ思想などを扱う。入門者が読むにはちょっときつい。個々の時代の思想の解説がメインであり、それが生まれた時代背景や一般的な影響についてはあまり記述がない。また、個々の思想におけるキーとなる概念についても詳しい説明がない。ある程度知っている人が知識を整理する...
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