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石川馨『日本的品質管理』

日本的品質管理―TQCとは何か(1984/01)石川 馨商品詳細を見る日本の品質管理運動を指導してきた著者が、それまでの経験を記したもの。自らの品質管理とのかかわりを書いた自伝的文章や、品質管理の精神やポイントを記している。実際の品質管理のやり方については記載はない。QC7つ道具すら列挙されていない。しかし品質管理とは製造段階に限られるものではなく全社的なものであるとか、品質とは製品基準に従うことではない、といっ...

友岡賛『会計の時代だ』

会計の時代だ―会計と会計士との歴史 (ちくま新書)(2006/12)友岡 賛商品詳細を見る会計とは「財産の管理という行為の受託者が自分のおこなった財産の管理の顚末をその委託者にたいして説明すること」なのである。(p.13)15世紀のイタリアから始まる会計の歴史を扱ったもの。平易な調子で書かれており、会計上の細かい話はほとんど出てこない。会計が現在もっている意義、その由来を知るには親しみやすくよい本だ。会計の歴史に...

ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ『千のプラトー 下』

千のプラトー 下---資本主義と分裂症 (河出文庫)(2010/11/05)ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ 他商品詳細を見る思考を外と、外のもろもろの力と直接に関係させること、つまり思考を戦争機械たらしめること、--それは一つの奇妙な企て(p.62)ようやく下巻までたどり着いた。これでやっと全体を読了したことになる。相変わらずよく分からない本だ。下巻に収録された部分は国家装置と戦争機械という国家論や、条里空間と平...

永積安明・島田勇雄校注『保元物語 平治物語』(日本古典文学大系)

保元物語 平治物語 承久記 (新 日本古典文学大系)(1992/07/30)栃木 孝惟、益田 宗 他商品詳細を見るリンクは新版だが読んだのは旧版。承久記は収められていない。約800年前の文書で、読むには現在の英語の本を読むより時間がかかった。保元物語は1156年の保元の乱を描いた軍記物で、この保元の乱は武士の時代の始まりとも言われる。鳥羽法皇の崩御をきっかけに重祚を目す崇徳院と後白河天皇の間に抗争が起こり、藤原摂関家、源氏、...

株式会社テクノロジックアート『SOAシステムモデリングハンドブック』

SOAシステムモデリングハンドブック(2006/12/13)株式会社テクノロジックアート商品詳細を見るSOAについて全然知らないので、ふと手に取った。まあまあかな。最初のSOAと従来のシステムの違いについてはどうもポイントが外れているようにも思われる。だいたいSOAがやろうとしていること、得意なシステム開発のパターンと苦手なパターン、SOAPなどを用いた実際の開発の様子など概略はつかめる。...

大前研一編『マッキンゼー現代の経営戦略』

マッキンゼー現代の経営戦略(2009/03/25)大前 研一商品詳細を見る基本図書。この手の本にしてはかなり詳細に書かれている方ではないだろうか。使い古された話が多数なのかもしれないが、それなら今の状況にアレンジすればまだまだ生産性の高い本。冒頭の一般的な経済状況の分析は、インフレの話を除いていまでも通用する。市場成長期の浸透と、成熟後の置換という二つの状況についてそれぞれ取るべき戦略は異なる(p.5)というのは基...