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村上陽一郎『文明の死/文化の再生』

文明の死/文化の再生 (双書 時代のカルテ)(2006/12/07)村上 陽一郎商品詳細を見る100ページ強の小書。文化と文明を巡って、あるいは人々の行動・情動とそれを規制する規則体系・概念枠の対比を巡って書かれている。かっちりとした議論というよりは徒然なるエッセイに近いもので、自分にはこういうスタイルのものが一番苦手だ。結局何が主張なのやらよく分からないし、概念や議論が明確にならないまま流れていくので苛立ちを覚える...

平澤章『UMLモデリングレッスン』

UMLモデリングレッスン 21の基本パターンでわかる要求モデルの作り方(2008/01/24)平澤 章商品詳細を見る主にUMLのクラス図を用いたモデリングについての入門書。もっとも単純なケースから始めて、徐々に複雑なクラス図の書き方、考え方を学ぶことができる。途中でステートマシン図も少し登場する。UMLモデリングとはいっても、本書が扱うのは主にその二つの図のみ。ピアノの教本バイエルを参考にしたと著者は書くが、まさにそうい...

渡辺幸三『業務システムのための上流工程入門』

業務システムのための上流工程入門―要件定義から分析・設計まで(2003/10/16)渡辺 幸三商品詳細を見る上流工程における、業務・データ・機能のモデリングについて書かれた本。かなり分かりやすいし、こなれている。モデリングで使われる図式についても、たんに業務モデリングならUML、データモデリングならE-R図を書くのではなく、著者が利点と欠点を検討しつつ、独自に作成したものを使っている。これらは確かに実務の中で使い込ま...

村上陽一郎『人間にとって科学とは何か』

人間にとって科学とは何か (新潮選書)(2010/06)村上 陽一郎商品詳細を見る科学技術社会論STSで有名な著者に依る本。いまの日本の社会でこの人の考えを検討することは非常に有益だろう。この本は書き下ろし、というよりも語り下ろしの本で、口述筆記に近いもののようだ。そのため、通常の本と比べれば論点が多岐に渡り、議論もシャープではない。だが口述にしてはかなりまとまっている。話題は科学技術社会論のメインテーマである科...

倉重英樹『プロフェッショナリズムの覚醒』

プロフェッショナリズムの覚醒―トランスフォーメーション・リーダーシップ(2003/12)倉重 英樹商品詳細を見る前半部分は前著の続きだが、クライアントエクゼクティブ制はうまく行かなかったと直截に認めているところもあった(p.63)。これはこうした本には珍しいことのように思われる。後半は社員ひとりひとりがプロフェッショナルとして立つような組織を求めて。人事システムと情報システムの両方に気をかけることがポイントだと説...

伊藤聡『神道とは何か』

神道とは何か - 神と仏の日本史 (中公新書)(2012/04/24)伊藤 聡商品詳細を見る古代から近世までの日本神道史を扱ったもの。神道というと日本古来の宗教のように捉えられることもあるが、きちんとした宗教として成立したのは15世紀、吉田兼倶の吉田神道においてである。国学の流れの中で日本古来のものとして送り返された古代の神道は、多神教的・アニミズム的なカミ信仰で整ったものではない。このカミは祟りを起こす畏怖の対象...

吉川武男『バランス・スコアカード入門』

バランス・スコアカード入門―導入から運用まで(2001/02)吉川 武男商品詳細を見るバランスト・スコアカードの日本での第一人者による平易な解説。カプラン・ノートンの原著を薄めただけという辛辣な意見もあるが、噛み砕いた入門書としてはこれでいいのではないか。バランスト・スコアカードって何だろう、と思った人が最初に手に取るには良い位置にある。ただ、他の経営戦略フレームワークとどう違うのか、なぜバランスト・スコア...

倉重英樹『企業大改造への決断』

企業大改造への決断―経営コンサルティング会社が自社に振るった大ナタ!(1996/12)倉重 英樹商品詳細を見る著者がプライスウォーターハウスクーパース・コンサルタントで行った組織改革の概要を記したもの。要約すれば、組織、人事、情報システムのレベルで「共有化」を行った(p.187)。クライアント企業の改革を手助けするコンサルタント会社が自らを改革した過程で、なかなか面白い。逐次的な改善ではなく、劇的な改革を目指してい...
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