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ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード(上)』

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)(2006/03/10)ダン・ブラウン商品詳細を見る超有名なミステリー小説。ルーブル美術館で館長が殺害された事件をめぐり、宗教象徴学者と暗号解読班員が謎を解いていく。テンポがよいし、場面がさっと切り替わるので読んでいてリズムが心地よい。小説を読むのは相当久しぶり(2年ぶりくらい)だが、西方キリスト教の神秘主義とパリ案内を兼ねて読んでいる。そんなに記述は事実でもないようだが。...

ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 (上)』

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)(2012/02/02)ジャレド・ダイアモンド商品詳細を見る有名なベストセラー。人類の歴史について、特にある人間集団(西ヨーロッパの人々)が他の国を圧倒し、征服するようになったのはなぜかについて書こうとしている。著者は歴史家や考古学者ではなくて進化生物学者なので、進化生物学の知見をふんだんに盛り込んでいる。議論はとても読みやすいし、実例が豊...

Andri Joyal & Ieke Moerdijk, "Algebraic Set Theory"

Algebraic Set Theory (London Mathematical Society Lecture Note Series)(1995/09/14)Andri Joyal、Ieke Moerdijk 他商品詳細を見る圏論の言葉で書かれた集合論。ZF集合論のinformalなモデルの累積的階層構造cumulative hierachyであるVは、所属関係∈を後続者関数としてatomあるいは空集合から生成される構造と考えることができる。本書はそのような代数的構造としてZF集合論のモデルを記述する試み。大まかな流れとしては、自然...

阿満利麿『法然の衝撃』

法然の衝撃―日本仏教のラディカル (ちくま学芸文庫)(2005/11)阿満 利麿商品詳細を見る浄土宗の開祖、法然について。その思想が持つ同時代や伝統への影響と断絶を語る。著者の問題意識に沿って自由に論が展開されるような趣もあるが、全体として統一を保っていて読みやすい。スタイルとしては学術的というよりは随想的なもの。著者は冒頭から、氏神・祖先信仰を支える仏教(現代では葬式仏教にこの役割が見られる)と、自らの魂の救...

マイク・コーン『アジャイルな見積りと計画づくり』

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(2009/01/29)Mike Cohn、マイク コーン 他商品詳細を見るこれはとてもいい本。アジャイルプロジェクトにおいて見積もりやプロジェクト進行の管理をどうやるのか、についての有名な本。ある程度アジャイルについて知識を持つと、イテレーションの繰り返しで要件がつど変わってもいいような世界でプロジェクト全体の納期や予算をどうするのか、について疑問...