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蓑谷千凰彦『統計学のはなし』

統計学のはなし(1987/02/20)蓑谷 千凰彦商品詳細を見るかなり古い本(元になっている本は1981年刊)なのだが、これは非常によい本だ。統計学を学び始めて3、4冊目くらいに読むとよいと思う。説明がうまく引き込まれると感じる数学の本にはたいてい、例が適切で分かりやすく、証明をやや詳しく書くところと天下りで与えるところのバランスがよく、初心者がつまづきやすいポイントがフォローされている。例えば標本標準偏差の説明(...

イアン・エアーズ『その数学が戦略を決める』

その数学が戦略を決める (文春文庫)(2010/06/10)イアン エアーズ商品詳細を見る定量予測に裏付けられた意思決定は、単なる経験に基づく決断と最低でも同程度か、通常は大幅にそれを上回る結果をもたらす。統計の優位性を示す証拠が増すにつれて、多くの人は専門家たちの決定権を多少は減らすべきだと主張するようになっている。(p.200f)原題"Super Crunchers: Why Thinking-By-Numbers is the New Way to be Smart"。邦題はあまり...

城田真琴『ビッグデータの衝撃』

ビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決める(2012/06/29)城田 真琴商品詳細を見る簡潔に様々な話題がまとまった素晴らしい本で、IT系のビッグデータの話題はこれを読んでおけば概略はつかめる。事項が多い割にはあっという間に読むことができる。必読本の一つ。ビッグデータという言葉はまだまだ人口に膾炙し始めたばかりで様々な人が様々な意味で用いている。この本の捉えているビッグデータの姿は一つの定義として参考にな...

ディミトリ・マークス、ポール・ブラウン『データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」』

データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」 ビッグデータからビジネス・チャンスをつかむ(2013/02/28)ディミトリ・マークス、ポール・ブラウン 他商品詳細を見る単一のテーマを巡って一定期間集中的に読んだほうが効率がよいかと(いまさら)思い、ビッグデータ関連本をしばらく追ってみることにする。本書はビッグデータをいかに企業戦略(主にマーケテイング)に生かしていくかというテーマの本で、かなりよく書けている。デ...

ユルゲン・ハーバーマス『近代』

近代―未完のプロジェクト (岩波現代文庫―学術)(2000/01/14)J.ハーバーマス商品詳細を見るハーバーマスの政治論文集。歴史修正主義論争やドイツ統一を巡る、東ドイツを「吸収」するのか新しいドイツを作るのかといった時事ネタに反応したものなので、背景がよく分からないために理解できない所も多い。ドイツの政治家の個人名とかはなおさらだ(もちろん、訳者による適切な解説はついているが)。とはいえ、明確な考えに基づき、明...

ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 (下)』

文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)(2012/02/02)ジャレド・ダイアモンド商品詳細を見る下巻では食料生産をキーとして国家の成立を語る。その後は地域的にどうしてある種の勢力が隆盛となったのかを、それまでのテーゼから応用して語っていく。つまり、オーストラリアのアボリジニやニューギニア高地民はなぜ取り残されたのか、中国はいかにして巨大な統一国家になり得たのか、中国南部からミ...

柴田三千雄『フランス史10講』

フランス史10講 (岩波新書)(2006/05/19)柴田 三千雄商品詳細を見る先のドイツ史10講に続き、フランス史。形式は同様で、10章に分かれてフランス史がローマ帝国時代から第五共和政まで書かれている。ドイツ史のほうとは違って、こちらはあまり興味を惹かれなかった。全体的に制度や機構などの抽象的な話が多く、歴史上の人の話が少ない。ある事柄を生み出した背景であるとか、当時の捉えられ方などはあまり書かれておらず、いきお...
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