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金原礼子『フォーレゆかりの地を訪ねて』

フォーレゆかりの地を訪ねて(1997/12)金原 礼子商品詳細を見る19/20世紀のフランスの作曲家であるガブリエル・フォーレについての本。基本的には伝記的にフォーレの生涯を追っていくのだが、この本の面白いところはフォーレが実際に滞在したところに著者も行ってみて、その土地の情景やエピソードを語っていること。フォーレの伝記と並んで旅行記も兼ねている。記述のタッチは柔らかく、読んでいてとても面白い。フランスやドイツ...

ビクター・マイヤー=ショーンベルガー、ケネス・クキエ『ビッグデータの正体』

ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える(2013/05/21)ビクター・マイヤー=ショーンベルガー、ケネス・クキエ 他商品詳細を見る(引用元表示はkindle版の位置No.を表す。kindleは引用するには向かない。)ビッグデータへのシフトの背後には、人類が古代から挑んできた計測、記録、分析へのあくなき挑戦がある。IT革命が起こったことは確かだが、これまで「IT」の「T」(テクノロジー)だけが脚光を浴びすぎた...

Daniel Kahneman, "Thinking, Fast and Slow"

Thinking, Fast and Slow(2011/11/03)Daniel Kahneman商品詳細を見る(All "loc." of quotation in this review refers to the location number of Amazon Kindle edition of this book without real page numbers.) An amazingly well-written book by the laureate of the Nobel Memorial Prize in Economic Sciences 2002. In this famous book, an Israeli-American psychologist explains his study in psychology and behavi...

大貫隆『聖書の読み方』

聖書の読み方 (岩波新書)(2010/02/20)大貫 隆商品詳細を見る旧約聖書・新約聖書の読み方について平易に語った本。聖書といえば信仰の書であり、キリスト教信仰を持たない人間にはやや縁遠い書物だ。しかも教条的な読み方があったり、現在の科学的見地と相容れない記述も散見される。旧約聖書の預言書であれ、新約聖書の福音書であれ成立過程は複雑であり、一人の著者による統一された書物とは言いがたい。ともあれ、聖書は読みにく...

井上達夫『自由論』

自由論(双書 哲学塾)(2008/03/25)井上 達夫商品詳細を見る自分にはこの人の書くものはいつも面白い。文体や論理の運びが性に合うのだろう。この本は自由とは何かについて語られている。講義調で平易に語られているし、語る図式もすっきりしているが、論理はかなり錯綜している。著者独自の視点も多く盛り込まれているし、なかなかレベルは高い。自由論の多くがそうであるように、本書もバーリンの積極的自由/消極的自由の区別の検...
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