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松尾豊『人工知能は人間を超えるか』

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)(2015/03/11)松尾 豊商品詳細を見る先に種明かしをしておくと、「グーグルがネコを認識する人工知能を開発した」という一見すると何でもないニュースが、実は、同じグーグルが開発している自動運転車のニュースよりも、ずっと「本当にすごい」ことだとわかってもらえれば、本書はその役割を果たしたことになる。(loc.366)人工知能についての過去の歴史を...

フェルナン・ブローデル『地中海〈5〉』

地中海〈5〉 (藤原セレクション)(1999/04)フェルナン ブローデル商品詳細を見る引き続き、16世紀を中心とした地中海地域の経済の動き。まず16世紀を通じて起こった、各地域での物価高騰について。その後は、経済および商業の流れを三つのトピック、胡椒、小麦、帆船で論じていく。この辺りは微視的な議論が多いこともあって、個々のトピックに面白さは見いだせるが、全体的な位置づけがよく分からないこともある。16世紀を通じて起...

野村総合研究所基盤ソリューション企画部『ITロードマップ2015年版』

ITロードマップ2015年版: 情報通信技術は5年後こう変わる!(2014/12/19)野村総合研究所基盤ソリューション企画部商品詳細を見る現状のITの技術面トレンドと、予想される今後5年間の展開を追った本。手堅くまとまっており、とても参考になる。技術面や新しいサービスの概要から、それを提供しているアメリカや日本の企業、先進的な試みまで紹介されている。知らないことも多く、このくらいのことはリアルタイムで把握しておくべきな...

長神悟『イタリア語のABC』

イタリア語のABC ()(1996/03)長神 悟商品詳細を見るイタリア語の標準的な初歩文法書。23課に分かれていて、大学の授業で一年かけて行うような内容だろう。イタリア語の文法が一通り扱われている。こうした本によくあるような内容。しっかり学ぶ本で、決して読みやすい本ではない。文字と発音から始まり、名詞の性数、形容詞、冠詞などを経て動詞の変化、法と時制、関係代名詞や再帰代名詞など。イタリア語特有となる直接・間接の補...

フェルナン・ブローデル『地中海〈4〉』

地中海〈4〉 (藤原セレクション)(1999/03)フェルナン ブローデル商品詳細を見る地理学的な記述を終えて、この巻からは中期的な流れの記述に入る。ここでは主に人口の増加の話と、経済活動における物流が語られている。地中海は通常思われるよりも、農業生産としては貧しい土地だというのがブローデルの認識のようだ。これに加えて都市への人口集中がある。都市は安い労働力を求めるし、またそうした人口を支えるために近隣から食料...

能登原伸二『プロジェクトマネジメント現場マニュアル[改訂版]』

プロジェクトマネジメント現場マニュアル[改訂版](2014/09/20)能登原 伸二商品詳細を見るマニュアルとはちょっと言えないか。現場で困った時に参考にして引けるようなマニュアルではない。小説仕立てでプロジェクトの各場面を取り上げて、プロジェクト管理の重要性を説く本。記述レベルとしてはPMの初歩にあたるか。現場が混乱しないために、どうして管理が必要なのかを説いている。マニュアルと言うにはサンプルも少ないし、体系...

インドロ・モンタネッリ、ロベルト・ジェルヴァーゾ『ルネサンスの歴史 (上)』

ルネサンスの歴史 (上) (中公文庫)(1985/02)I.モンタネッリ、R.ジェルヴァーゾ 他商品詳細を見るイタリア・ルネサンスの時代、つまり「黄金世紀のイタリア」(これが原題)を人物中心に描く。歯切れがよくスムーズな記述で読みやすい。扱われている時代は神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の死去(1250)から、「ヨーロッパ世界の重心が地中海から大西洋へ決定的に移行したことを示している」(p.299)コロンブスによるアメリカ到達(1492)...

フェルナン・ブローデル『地中海〈3〉』

地中海〈3〉 (藤原セレクション)(1999/02)フェルナン ブローデル商品詳細を見る前巻までの海や陸の地理学的記述を経て、ここではそれらの上にある「空の地中海」(p.386)、つまり気候の記述から始まる。地中海の気候は大西洋とサハラ砂漠の気候から構成される。地中海の気候は案外に同質的であって、小麦、オリーブ、ワインの三位一体は地中海の至る所にある(p.391f)。地中海の各地域は基本的に同じものを作っている。地域ごとの産...

細川義洋『なぜ、システム開発は必ずモメるのか?』

なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術(2013/09/27)細川 義洋商品詳細を見る良書。ITプロジェクトでトラブルとなる場面と、それを防ぐために何に注意して何をしなければならないかについて。それを49のトピックに分けて、トピックごとに小説仕立てで書いている。とても読みやすい。トピックごとに4ページほどで書かれている。やや話題がばらばらになっている印象も受ける。この本がユニー...

総務省『情報通信白書〈平成26年版〉』

情報通信白書〈平成26年版〉(2014/07)総務省商品詳細を見る情報通信業界のざっとした概観をしたくて読んでいた。情報通信業界でどんなトレンドがあり、どんなプレイヤーがいて、どういうビジネスが行われているか、網羅的に書かれている。日本の例はもちろんのこと、海外事例もかなり追っているのが印象に残った。統計結果やアンケート結果からする動向も、意外な結果も思ったのと同じ結果もデータによってきちんと説明されるので...
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