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荒井曜『分子の音』

分子の音 身体のなかのシンフォニーとても不思議な本。分子の構造や機能を計算科学的に研究している中村振一郎氏と、音響の専門家の井出祐昭氏による仕事の記録。やっていることは分子運動の動力学的データから個々の分子の違いが明確になるパラメーターを選び、その値を人間の可聴域の周波数に割り振る。すると特定の分子の特徴をよく表す「音楽」が得られることになる。付属のCDにはこの結果に基づき、音楽家が演奏したものが収...

越野好文、志野靖史『好きになる精神医学』

好きになる精神医学 第2版 (KS好きになるシリーズ)精神医学についての軽い入門的読み物。タッチは軽いが、中身はしっかり書かれている。ICD-10とDSM-V(とDSM-IV-TR)に基づいて、いくつかの精神病を取り上げ、病気の概要や治療法について書かれている。初めには基礎知識となる脳の構造について、PETやCTなどの検査機器についての概要記述もある。なぜか睡眠について一章が設けられているがやや浮いているようにみえる。精神医学の...

茂木健一郎他『すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった 考える力をつくるノート』

すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート (KEIO MCC Intelligence Series)生産性を上げるにはどうしたらいいか。思考の方法、生活のリズム、基本的な姿勢など。コンサルタント、ビジネスリーダー、エンターテイメントのプロデューサー、認知や精神の専門家が登場する。かなり平易な調子で書かれていて、サラリと読める。たまに刺さるような箇所が見つかる。基本的には人それぞれだという印象。読み手が...

佐藤洋行他『データサイエンティスト養成読本』

データサイエンティスト養成読本 [ビッグデータ時代のビジネスを支えるデータ分析力が身につく! ] (Software Design plus)データサイエンスの入門として、データサイエンスをとりまく様々な話題を扱ったもの。データサイエンティストに必要とされるスキル面の藩士から、Rやpythonでのいくつかのアルゴリズムの実際の記述、マーケティングなどの応用例、Flutend、SQL、Webスクレイピングと話題が多岐に渡っている。ちょっといろんな...

照井一成『コンピュータは数学者になれるのか?』

コンピュータは数学者になれるのか? -数学基礎論から証明とプログラムの理論へ-数学基礎論についての実に素晴らしい一冊。このような本が読めることはとても幸運だ。数学基礎論や計算機科学は極めて面白い問題がたくさんあるのだが、入り口のハードルが高いこともあってなかなか平易な本はない。第一線の研究者がこのレベルの分かりやすい本を出すのは素晴らしい。タイトルからはいま流行りの人工知能の話に見えるが、そうではない...

内田和成『コンサルティング入門』

BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト)コンサルティングとは何かについて。戦略コンサルティングに興味を持った学生、あるいは社会人一年目くらいが読むといい本だろう。必要とされるスキルと、顧客マネジメントの章に大きく分かれている。必要とされるスキルは、分析、インタビュー、ディスカッション、仮説、パッケージ作成、プレゼンテーションの6つ。他のコンサルタントとのインタビューがいくつか載っ...

金明哲『Rによるデータサイエンス』

Rによるデータサイエンス-データ解析の基礎から最新手法までこの筋の人なら誰もが持っている辞典のような本。様々なデータ分析の手法やアルゴリズムを、Rでどうやって実行するのかのコードが書いてある。Rのパッケージの使い方の解説が主。ざっと読むことで、Rでのデータ分析としてどんなことが行われているかが分かる。俯瞰的に書かれているので、最新の話題だけ追っていると見落としがちなところも補える(例えば、生存分析とか...
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