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中山健夫『医療ビッグデータがもたらす社会変革』

医療ビッグデータがもたらす社会変革医療の世界でビッグデータを用いるとすると、どのような点が考慮されなければならないのか。実際の現場で検討を行っている人が書いている。医療で要求される正確性のゆえ、ビッグデータに向き合う際には仮説検証が7割、仮説生成が3割のバランスとなる(p.15)といったポイントや、こうした仮説検証をシステマティックに行うことのできる人材の必要性(p.35ff)、大事なのは個々の医療データベース...

柄澤昭秀『精神医学入門』

精神医学入門学術的スタイルで書かれた精神医学の入門書。書いてあることは標準的なものといえよう。脳科学の一番基礎的なところから、精神障害として見られる主な現象、薬物療法と精神療法の基本的な対処。主要な精神障害の概要はなぜか第6章になって扱われる。最後に法と倫理の問題について。もちろん実務的な精神医学を念頭に書かれている。つまり、一般読者向けというよりは精神科医を目指す人向けの入門書。精神保健福祉法を...

上田太一郎『データマイニング実践集』

データマイニング実践集平易に使える事例集を探す一環での読書。Excelを使って簡単なデータマイニングをやる事例の本。解説編と実践編に分かれている。事例は解説編のほうに問題としていくつか、実践編のほうに事例が17個載っている。解説編に書いてある解説内容は重回帰の簡単な話とマハラノビスの距離について。これは実践編で扱われる内容となぜかあまり関係していない。実践編での内容は基本的に重回帰分析。アンケートの設計...

上田和明他『Excelで学ぶデータマイニング入門』

Excelで学ぶデータマイニング入門内容はタイトルの通り。Excelを使って、回帰分析、線形計画、コンジョイント分析あたり。いまとなってはExcelの解説画面も古いし、いくつか独自の基準などを使っている。あまり見通しは良くない。簡単なデータ分析の課題を探してざっと読んだのだが、いろいろな記述に埋もれていて取り出すのは難しそうだ。個々の操作過程にこだわらなければ、例も解説も平易なので、本自体はすらっと読むことがで...

B.キッチナー、A.ジョーム『メンタルヘルス・ファーストエイド』

専門家に相談する前のメンタルヘルス・ファーストエイド: こころの応急処置マニュアル身近な人が精神障害を抱えたらどうしたらいいのか。周りの人はまず最初にどのように対処すべきなのか。障害の基本的理解から、周りの人が取るべき行動までを書いている。初期対処の5ステップが「りはあさる(リハーサル)」としてまとめられている(p.26)。1 自傷・他害のリスクをチェックする(リスクのチェック)2 判断(はんだん)・批判を...

涌井良幸、涌井貞美『図解でわかる多変量解析』

図解でわかる多変量解析―データの山から本質を見抜く科学的分析ツール多変量解析の入門として使えるよい本。エクセルやRのコマンドを紹介するのではなく、その数学的内容について平易に書かれている。扱われているのは重回帰分析、主成分分析、因子分析、正準相関分析、判別分析。これらがどういう発想の数学に拠っているのかが、高校数学で分かる範囲で書かれている。だいたい2、3変数を例にして書かれており、ベクトルや行列が...

雄山真弓『心の免疫力を高める「ゆらぎ」の心理学』

心の免疫力を高める「ゆらぎ」の心理学(祥伝社新書294)人間の血流のゆらぎから精神状態を推測する試みについて。主に指先の毛細血管を流れるヘモグロビンの増減(指尖脈波)を測る。心拍に合わせて変動するが、その変動は規則的ではなくカオス的挙動を示している。しかし、ターケンス埋め込み法という技法で空間にプロットすれば規則的なアトラクターが得られる(p.26-30)。そのいみで、指尖脈波はランダムではなくカオス(規則が無...

井出祐昭『見えないデザイン』

見えないデザイン ~サウンド・スペース・コンポーザーの仕事~空間における音の設計を行う仕事をしている著者が、その来歴を含めて多様な仕事の様子を語ったもの。通常言われる楽曲としての音楽とは違って、環境における音楽がいかにあるか。あまり類を見ない発想が多くて話は面白い。新宿駅の発車チャイムのような話なら、いまは普通の話になっているので取っ付き易い。それでも、駅の騒音のなかできちんと注意喚起をしつつ不快感...
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