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アニス・ウッザマン『スターアップ・バイブル』

シリコンバレーのベンチャーキャピタルが教える、スタートアップのやり方。必要なポイント、嵌りそうなポイントが簡潔にまとまっている。とても実務的であるし、投資側・エグジット側の視点も書かれているので、非常に参考になる一冊。バイブルと謳っているのはあながち間違いではない。内容はスタートアップの基本的な進め方から、チーム組成、プロダクト作成のポイント、特許の重要性、それぞれのステージに応じたマーケティング...

アクセンチュア アナリティクス『データ・アナリティクス実践講座』

良書。コンサルティング・ファームが書いているものだが、タイトルどおり実践的。データ分析の一般的な流れを説明した後、いくつかの分析手法と事例をRで紹介している。分析手法は、アソシエーション分析、クラスタリング、決定木、経路検索、協調フィルタリング、ディープラーニング。経路検索があるのが珍しいところだろうか。ディープラーニングはR上でのH2O。いま書くならmxnetだと思うのだが、時間的に間に合わなかったのだろ...

ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ『ゼロ・トゥ・ワン』

本当に社会のためになるのは、これまでと「違う」ものだ。それが新たな市場の独占を可能にし、企業に利益をもたらす。最良のビジネスは見過ごされがちで、たいていは大勢の人が手放しで賞賛するようなものじゃない。誰も解決しようと思わないような問題こそ、いちばん取り組む価値がある。(p.220)既存の発想を超え、社会に価値をもたらすには。それを可能にするのはテクノロジーだ。テクノロジーとは、以前よりも少ない資源で多く...

ランダル・ストロス『Yコンビネーター』

シリコンバレーのスタートアップ養成所、Yコンビネーターの内実。64組が参加した2011年夏学期を通じて著者は居合わせることを許され、内実をとても鮮やかに描いている。Yコンビネーターのやり方にはもちろん賛否両論あるものの、この本はなるべく中立的に、だが活き活きと表している。Yコンビネーターのちょっとした由来から始まり、2011年夏学期に参加するための面談、3ヶ月に渡る養成の様子、投資家にアイデアを発表するデモデー...

ジャック・ウェルチ、ジョン・バーン『ジャック・ウェルチ わが経営 <上>』

1981年から2001年までGEの会長を務めた人物の自伝。自らが会長時代に行った経営のポイントと、その背景になった考えを述べようとしている。こういう本は読む人によってそれぞれ得るものが違うのだろう。同じような問題にぶつかっている人はヒントを得るのだろうし、そうでない人は経営層という特殊な領域の話となる。業績という事実を直視し、その領域で一位か二位になれない事業については再建・売却・閉鎖(Fix, Sell, Close)のい...

キース・デブリン、ゲーリー・ローデン『数学で犯罪を解決する』

実社会で数学がどのように使われるかを平易に書いた読み物。もともとは、アメリカで放映されていた、数学者が犯罪捜査に関与して数学を使って犯人を割り出していく"NUMB3RS"というドラマの副読本。実際にドラマのストーリーの数学的部分の監修をしていた人物と、こうした数学読み物を多く書いている人物による共著。ドラマの解説本だが、特にドラマを見たことがある必要はない。ドラマ自体は、日本で言うと『ガリレオ』みたいなも...

ロバート・マイヤー『すごい「議論」力!』

議論の勝つための方法。著者はアメリカの有名な弁護士のようだ。よくアメリカのTVドラマで、有能な弁護士が時には嘘やはったりを交えつつ、ディベートで相手を説得していくシーンがあるが、まさにそうした議論のやり方が書いてある。相手の感情面にも配慮しながら、いかにして自分の議論を相手に受け入れてもらうか。実体験やエピソードを多く交えながら、ポイントを整理して書かれている。例えば論理面では6つのルールが挙げられ...

佐藤洋行他『改訂2版 データサイエンティスト養成読本』

昨年出たものが早くも第二版になった。とはいえ、データサイエンスの進展スピードを見るとそうでもない。この本がデータサイエンティストへの最初の入口になるように意図されているようだ。データサイエンティストにはどのようなスキルが求められるのか、その仕事はどのようなプロセスで進むのか。RとPythonという現在のところ主流であるデータ分析の言語について。その後、実際の適用例として3つが挙げられる。マーケティング分析...

林周二『経営と文化』

企業、軍隊、学術、労働、宗教などの各団体などのあらゆる個々の組織体とその活動は、いずれもそれに固有な文化にもとづいた行動をするにしても、下位の次元において、その組織体と活動とがよって生育している基底たる文化によって、具体的には言語、宗教、芸術、そしてそれらによって構成されたさまざまな秩序観(空間観、時間観、自然観、聖俗観等々)によって、深層的に強く規定せられている(p.241f)各種の組織体における意思決...

岩波データサイエンス刊行委員会『岩波データサイエンス Vol. 2』

自然言語処理について。現在のデータサイエンスで自然言語がどのように扱われているかを概説している。どれも一定のレベルでありながら、普通に読めるものとなっていて参考になる。機械が自然言語分析を獲得する過程が、幼児の言語習得からヒントを得て考えられている。ベイズ教師なし単語分割では、すべてが未知語でも単語の分割を正しく行うことができる。このモデルは入れ子Pitman-Yor言語モデル(NPYLM)と呼ばれている。未知語...
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