Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://exphenomenologist.blog100.fc2.com/tb.php/156-804d3fef

トラックバック

入来篤史編『言語と思考を生む脳』

言語と思考を生む脳 (シリーズ脳科学 3)言語と思考を生む脳 (シリーズ脳科学 3)
(2008/11/20)
不明

商品詳細を見る


人間の言語と、それを可能にする脳の構造について。それを霊長類や鳥類などの比較を通して述べる。いい論文もあるが、特に論文や実験データを論じるでもない、抽象的で生煮えな論文もある。

こういう本なので、しっかりとした議論も読める。例えばブローカ野が構文論的処理、ウェルニッケ野が意味論的処理に関わるという見取り図がある。それに対し、様々なデータが検討にふされている。また、人間が言語を取得する期間には臨界期があるとする、レンネベルクの仮説を検討した章は素晴らしい議論だ。仮説を検証するとはどういうことか、についての科学的議論のお手本のようだ。また、鳥が歌を歌うときに反応するHVCニューロンが、厳密な意味でミラーニューロンと呼べることができる、という話が印象に残った。

一時期はやった「サル学」についての批判的検討も参考になる。そういえば1990年代以降、霊長類の言語能力についての議論をあまり聞かなくなった。その経緯が分かって参考になった。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://exphenomenologist.blog100.fc2.com/tb.php/156-804d3fef

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。