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ジェームズ・ワトソン『二重らせん』

二重らせん (講談社文庫)二重らせん (講談社文庫)
(1986/03)
ジェームス・D・ワトソン中村 桂子

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言わずと知れた名著。DNAが二重らせん構造をしているという大発見をした当事者が、その発見への過程を語る。素晴らしい発見をもたらす科学者の思索の過程。また、ライバルとの熾烈な競争。そして、研究資金を獲得するための苦労話なども聞ける。

だが、期待したほどには面白くなかった。どうも小節調の文章は相変わらず苦手。登場人物はファーストネームで基本的に書かれているので、ときたま誰だか分からなくなる。カルテックのポーリングの論文の初歩的なミスから始まる、後半のクライマックスは楽しめた。DNAの二本鎖が相同的ではなく、相補的だと分かったときの衝撃。それまで疑念をいつも呈していた人が何の疑問もなく認め始める。読んでいて楽しい展開だった。
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プロフィール

坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)

Author:坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)
数学の哲学を専攻して研究者を目指し、20代のほとんどを大学院で長々と過ごす。
しかし博士号は取らずPh.D. Candidateで進路変更。
哲学と特に関係なくIT業界に住んでいる。

別館:アマゾンのレビューページ

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