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山下純一『グロタンディーク』

グロタンディーク 数学を超えてグロタンディーク 数学を超えて
(2003/10/10)
山下 純一

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スキームやトポスといった概念を使って、数学を根本的に書き直した天才的数学者グロタンディークの評伝。もうちょっと面白いかと思ったが、やや期待はずれの感もあった。伝説が多く、また出生についてよく分かっていないところが多い人なので、様々な情報をきちんと整理して信頼の置ける叙述をしているのはとても好ましい。

数学の内容にはほとんど踏み込んでいない。数式も最後のほうに見えるだけ。それも、概念の説明などはないので専門家以外には理解されないだろう。いきなり平和運動を起こしたりする風変わりな数学者についての評伝と読んだ方がよい。セールの影響を受けて踏み出す代数幾何の分野、ハーバードでのザリスキー一派との交流、グロタンディークのために設立されたIHESと代数幾何セミナーSGAなどなど。

一番面白かったのは、自分一人で構築したルベーグ積分のような積分論を携えてパリに行って、「自分以外にもこの世に数学者がいる」と思った20歳のグロタンディーク。この本では基本的に代数幾何・数論幾何とグロタンディークの仕事の関わりに絞って書いている。むしろ直観主義論理や強制法の関わりからカテゴリー、トポスと親しんだ自分には、日本におけるグロタンディークの受容のくだりが面白かった。
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