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谷口正次『メタル・ウォーズ』

メタル・ウォーズメタル・ウォーズ
(2008/02/15)
谷口 正次

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様々な鉱物資源を巡る攻防を描いたレポート。いま、鉱物を巡って世界中で争奪戦が起こっている。特にBHPビリトン、リオ・ティントなどの鉱物資源メジャー。これらは一時期存在感を無くし、恐竜などと揶揄されていた。しかし見事に復活し、強大な存在感を放っている。そしてこれら資源メジャーに真っ向から対抗しようとしているように見える、中国の動き。世界中で鉱物資源確保に奔走している、中国の姿が見える。

鉱物資源を巡る話はなかなか知られない。資源メジャーや中国政府の動きは極秘事項に関わるものも多い。また鉱山は多くがアフリカ、南米など発展途上国。いきおい、その情報は伝わってこない。しかし、日本ではあまり意識されないうちに、世界は狂騒的な状況になっているのだ。

本書は世界中での中国の国家戦略、資源メジャーの動きをなぞる。それから、鉱山開発にまつわる「暗い話」がある。ここはさらっと書いてある。だが、先住民の強制移住、大規模な環境破壊、はては民間軍事会社の登場など深刻な話だ。そして最後にこの状況での日本の取るべき道が述べられる。

著者は長らく鉱物ビジネスに関係してきた現場の人間。さらりとまとまっている本なのだが、危機感は伝わってくる。日本の産業の行く末を考える上で、資源獲得競争の話は知っておかねばならないことの一つだ。
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