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[C13] Re: 筆者より御礼

亜洲奈様、著者みずからコメントありがとうございます。こちらこそ、コメントいただき光栄です。
日本に住んでいる者としては民族問題はつねに疎いものです。民族問題というとアフリカや東欧がよく取り上げられますが、思えば台湾というかなり身近な事例があるのだと気付かされました。ご高著では文化や習俗といった民衆レベルの事柄まで網羅されているのが驚きでした(自分がそういった方面に疎いので、深く読めなかったのが残念です)。すぐ隣の「国」ですし、自分も気軽に訪れてみようと思います。
  • 2011-07-19 00:51
  • 坂間
  • URL
  • 編集

[C10] 筆者より御礼

坂間様、このたびは私の著作『現代台湾を知るための60章』をとりあげてくださいまして、本当にありがとうございます。筆者の亜洲奈みづほでございます。大変に光栄にぞんじます。コメント、励みとなりました。
本作の執筆のインセンティブとなった、「台湾らしさとは何か」アイデンティティーの模索まで読みとっていただけて、嬉しくぞんじます。そう、他でもない、香港でも大陸中国でもシンガポールでもない台湾とは何か。これは私にとって永遠のテーマとなることでしょう。
本作を通じて、台湾に関心を抱いていただけましたら、これほどありがたいことはございません。ともあれ紹介記事を、ありがとうございました。御ブログのますますの御発展をお祈りいたしております。

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亜洲奈みづほ『現代台湾を知るための60章』

現代台湾を知るための60章 エリア・スタディーズ現代台湾を知るための60章 エリア・スタディーズ
(2003/11/21)
亜洲奈 みづほ

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現代の台湾について。歴史、政治、経済状況はもとより、その特色ある社会、文化について60のトピックを設けて語ったもの。なかなか多面的に見られていて、面白い。たとえば女性の髪型がもつ意味(p.243)など、なかなか知られるものではない。

全般的に感じられるのは、台湾とは何かというアイデンティティーを模索するその姿。国際連合に主権国家として加盟を申請しながら唯一、認められていない(p.18)台湾は、歴史からしても複雑。1624年からのオランダ統治(と北部はスペインによる占領もある)に続き、鄭氏による清朝抵抗拠点時代(1662年~)では海上王国として(外来政権によるものであるが)主体性を保つ。その後、清朝により中華帝国の一部に組み入れられ(1683年~)日本統治時代(1895年~)を迎えた。特に鄭氏時代・清朝時代は漢民族(実際は南方の越族)による土着化が進む。さらに戦後は国民党が大量の大陸出身者を連れてきた。このように台湾は渡来、帰化を繰り返してきており、そもそも何をもって台湾人とするのかは難しい問題である(p.50f)。そもそも台湾という呼称そのものが、かつて台湾島南部に在住していた先住民シラヤ族が、外来者を"TAYAN"と称していたことに由来する。(p.14)

台湾とはなにか。台湾という国、中華民国、中華人民共和国の間で揺れ動くアイデンティティー(p.215f)。台湾には日米に対する憧れがあるが、外国への傾斜に対するストッパーが無い。例えば韓国であれば民族主義や国粋主義がそのストッパーになり、その国固有の価値を確保しようとする。だが台湾にはそのようなものがない。それは自らのアイデンティティーを模索中であることによる。(p.163)

基本的に漢民族からなる台湾ではゲーム感覚の投機好きの人々が多い(p.153)。台湾証券市場は時価総額は低いが、回転率が著しく高く販売高が高い。台湾には積極的な投資の文化がある(p.138-141)。かといって商業的な香港、政府による経済主導のシンガポールとは違う。はたまた、イデオロギー中心の中国本土とも違う。この過度に経済的でもなく政治的でもないという位置が、文化で栄える台湾を生んでいるのだ(p.299)。
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[C13] Re: 筆者より御礼

亜洲奈様、著者みずからコメントありがとうございます。こちらこそ、コメントいただき光栄です。
日本に住んでいる者としては民族問題はつねに疎いものです。民族問題というとアフリカや東欧がよく取り上げられますが、思えば台湾というかなり身近な事例があるのだと気付かされました。ご高著では文化や習俗といった民衆レベルの事柄まで網羅されているのが驚きでした(自分がそういった方面に疎いので、深く読めなかったのが残念です)。すぐ隣の「国」ですし、自分も気軽に訪れてみようと思います。
  • 2011-07-19 00:51
  • 坂間
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[C10] 筆者より御礼

坂間様、このたびは私の著作『現代台湾を知るための60章』をとりあげてくださいまして、本当にありがとうございます。筆者の亜洲奈みづほでございます。大変に光栄にぞんじます。コメント、励みとなりました。
本作の執筆のインセンティブとなった、「台湾らしさとは何か」アイデンティティーの模索まで読みとっていただけて、嬉しくぞんじます。そう、他でもない、香港でも大陸中国でもシンガポールでもない台湾とは何か。これは私にとって永遠のテーマとなることでしょう。
本作を通じて、台湾に関心を抱いていただけましたら、これほどありがたいことはございません。ともあれ紹介記事を、ありがとうございました。御ブログのますますの御発展をお祈りいたしております。

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