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ピーター・バーンスタイン『リスク〈下〉』

リスク〈下〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)リスク〈下〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
(2001/08)
ピーター バーンスタイン

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下巻では現代に近づき、確率論の歴史よりもリスクという概念を巡る歴史を扱っている。著者によれば、リスク、とりわけリスク管理という考えはアローに始まる(p.61)。想定内で管理されるリスクと、不確実性という区別は新しい時代を築いた。ケインズとナイトによるこの区別は、それまでの確率論を扱っていた人たちには思いもよらないもの(p.73)だ。

これら概念の後、ゲーム理論と行動経済学が扱われる。一方でゲーム理論としてあくまでプレイヤーの合理性に基づいて解釈する理論、もう一方に人間の古典経済学的な不合理性を取り込んでいく行動経済学という軸。行動経済学についてはこの時期の文献としてはよく書けている。最後にはこうした不確実性を株式市場、投資の世界に確認している。
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