Entries

柴田三千雄『フランス史10講』

フランス史10講 (岩波新書)フランス史10講 (岩波新書)
(2006/05/19)
柴田 三千雄

商品詳細を見る

先のドイツ史10講に続き、フランス史。形式は同様で、10章に分かれてフランス史がローマ帝国時代から第五共和政まで書かれている。ドイツ史のほうとは違って、こちらはあまり興味を惹かれなかった。全体的に制度や機構などの抽象的な話が多く、歴史上の人の話が少ない。ある事柄を生み出した背景であるとか、当時の捉えられ方などはあまり書かれておらず、いきおい無味乾燥とした書き方に感じた。

二点だけ。フランスというまとまりが誕生し、維持された三要素。(1)民族大移動、特にゲルマンのヴァイキングの侵攻。(2)カペー朝の成立。(3)西フランクに特徴的な、神によって聖別されたキリスト教の王というイデオロギー。(p.15-21)
フランス革命の三つの要因。(1)アリストクラートによる王制の統合力の解体、(2)ブルジョワという変革主体の形成、(3)民衆反乱。(p.117f)

こちらも講義ノートに基づくと思われる。講義の中では様々なエピソードを交えて話しているのだろうが、本としてはそれらを削ぎ落した印象。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://exphenomenologist.blog100.fc2.com/tb.php/510-b8149a9c

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する