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河合昭男『ゼロからわかる UML超入門』

ゼロからわかる UML超入門ゼロからわかる UML超入門
(2010/10/22)
河合 昭男

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UMLについての入門書。実際に使うポイントも含めて平易に書いてあるので、初心者への入門書としてはかなり出来がいい。相互作用図の説明に先立ってCRC(Class-Responsibility-Collaborator)カードを持ちだしたり(p.70ff)、UMLに限定せず、実際のOODPへの取っ掛かりとなるようRUPからいくつか記法を採用して、要求仕様~分析~設計の流れについて記している。分析~設計の流れについては概略のみ記されている。実際のモデリングの本に進んだほうがよさそうだ。

この本に限らないのだが、UMLの本を読んでいるといつも汎化と集約の違いがよく分からない。分類と構成要素とか、Is-a関係とHas-a関係の違いだとか言われるのだが、これは包含inclusionと帰属membershipの違いではないのだろうか。「部分と全体」という曖昧な言葉をどちらにも使っているか不明な記述になっているように思われる。何だかボルツァーノ、グラスマンあたりの、集合論とメレオロジーが区別されていない時代の議論を読んでいるイメージだ。
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