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エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール 2』

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセスザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
(2002/02/23)
エリヤフ・ゴールドラット

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『ザ・ゴール』のほうはよかったのだが、こちらは正直、よく分からない。タイトルには「2」の文字があって物語的にも連続しているように見えるが、力点はだいぶ違う。前著は部分最適と全体最適の違いを説き、全体最適のためには制約となっている事柄を集中的に解決することが必要だ、とするTheory of Constraintsを建てていた。

本書では3つの会社について、追加の資金なしにビジネスモデルを変えることだけによって業績を改善する話が書かれている。各工場をプロフィットセンターとして個別最適したゆえの誤りがあるという分析の箇所(p.58)などは前著の延長線上で読める。しかし本書に書かれているのは、制約を発見したりそこから改善する方法を探すための思考ツールだ。それらは、好ましくない事項を中心にしてその原因を探るようにして今の現実を記述するツリー(Current Reality Tree)、コンフリクトに注目して問題を記述する「蒸発する雲 (Evaporating cloud)」、改善結果によって生まれる副次的効果について検討する未来現実ツリー(Future Reality Tree)などがある。

これらは訳者によると、自社でなく市場のボトルネックを探す方法である(p.368)という。この説明は何となく分かりそうな説明だが、いまいち。何が分からないかというと、ツールの記述の仕方ではない。これらのツールの図はあるノードからその原因となるノードを連結している。では何があるノードに対して原因であるかというと、この特定にはかなりヘビーな推論・推定を行っている。好ましくない事項(UDE)からそのコアとなる原因を取り出せる、やってみせようという記述があるのだが、暗黙的推論に多く依存しているし、TOCの結論に強引に導いているように見える(p.145-181)。

これだとロジックツリーやビラミッド原理(本書に出てくる論理ツリー(p.76)はピラミッド原理そっくりだ)といったツールや3C、7Sなどのフレームワークのほうが使いやすいのではないかという印象を持つ。小説としては話がすらすら進んでおり、ちょっと筋が出来すぎているように思う。どうもよく飲み込めない一冊。
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