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中谷秀樹『オープンスカイ時代の航空と情報システム』

オープンスカイ時代の航空と情報システムオープンスカイ時代の航空と情報システム
(2013/03)
中谷 秀樹

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近年の航空業界の状況と、航空の情報システムについて。どうやら読者層としては航空業界を相手にする旅行代理店ではないかと思う。航空業界における情報システムを知ろうとしてIT業界の人間が読むと、どうももどかしい思いがする。とても多くのことが書かれているのだが、その分焦点がぼやけてしまっている。本自体が観光とはなにかという話題から始まり、飛行機の歴史やコンピューターの歴史、インターネットの歴史などから話が始まったりする。オープンスカイ時代というが、オープンスカイについて語られるのはごく僅かなページ数。他にはLCCやFSAのビジネスモデル、空港の仕組みなどが書かれている。

情報システムについては、GDS(Global Distribution System)の仕組みを中心に語られている。その前のCRSから始まり、セイバー、トラベルポート、アマデウスの3つのメガGDSに集約され、それが旅行代理店のチケット販売に与えた偏向が述べられる。その後はOTAというオンラインの旅行代理店のビジネスモデルの話が書かれている。航空業界の情報システムの話を探して読んだのだが、他の話がたくさんあり、何が書きたかったのかいまひとつ分からなかった。情報システムといっても航空券予約のシステムの話がほぼすべてだった。

ちなみにカッコ書きで原語を書くのがたくさんあって、もちろん例えば「永久認可(Grandfather Clause)」だとか「所要時間(Elapse Time)」なんてのはよいのだが、「専門家(expert)」とか「モバイル(mobile)」は必要なのか。初めて見た。
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