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松波謙一『運動と脳』

運動と脳―脳は体の動きを自在に操る (叢書・脳を考える)運動と脳―脳は体の動きを自在に操る (叢書・脳を考える)
(1986/01)
松波 謙一

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脳が身体を動かす仕組みについて。なるべく平易に書かれたようだが、専門用語が多くちょっと読みにくい。基本的なニューロンの知識から、反射を例に取った運動に関わる神経の動き、大脳皮質の構造をざっと眺める。その後は運動に関わる脳の各部位、つまり運動野、運動連合野、前頭前野、後頭連合野、小脳、大脳基底核といった部位の構造と運動との関わりについて書かれている。

1986年の本なのでfMRIなどの実験技法が使われる前であり、記述はまとまっているが古さを感じる。この本は改訂版もあるようなので、そちらを読むべきだったか。霊長類における前頭葉の発達が手指の多様な動きをコントロールするためであり、前頭葉が知能の座と呼ぶには少し言い過ぎである(p.120)という記述と、小脳が運動の無意識的な停止の機能を担っている(p.173f)という論点をメモしておく。
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