Entries

大石哲之『コンサル一年目が学ぶこと』

コンサル一年目が学ぶことコンサル一年目が学ぶこと
(2014/07/30)
大石哲之

商品詳細を見る

これはとても良い本。タイトルから見るとコンサル一年目が学ぶ初歩的なことが書いてあるように見える。だが内容は、一年目だけではなくそれ以降ずっと有効になるような基本的な事柄について書かれている。それは仕事の仕方や姿勢から資料作成のポイントまで渡っている。著者が懇意にしている複数のコンサル出身者にインタビューして、コンサルファームを辞めてもそれぞれの仕事において生きている普遍的な事柄を抽出している。

したがって内容は特定の仕事に限定されたものではない。どんな仕事をやっても使えるような一つの行動パターンを示している。それは結論からは話す、事実に基づいて話す、仮説思考といったコミュニケーション・考え方。ロジックツリーの根本性、議事録やパワポの作成ポイント、資料作成のスピードを重視するために捨てるべきものといった技術的事項。フィードバックを受けることの重要性、ヴァリューの追求、コミットメントを行うことなどの姿勢。

語り口は平易で、それぞれの人の経験の実際例も多く載っていてとても理解しやすい。すらすら読めてしまう。けれども内容はかなり重厚でゆっくり噛み締める必要があろう。参考文献も多く紹介されているので、たどっていくのがよい。一年目でなくとも、むしろ一年目でなく誰ももう基本的事項など教えてくれないからこそ、読んで自己確認する。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://exphenomenologist.blog100.fc2.com/tb.php/653-6a74fb90

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する