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斎藤勇『人はなぜ足を引っ張り合うのか』

人はなぜ足を引っ張り合うのか―自分の幸福しか考えない人間がいる人はなぜ足を引っ張り合うのか―自分の幸福しか考えない人間がいる
(2004/04)
斎藤 勇

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社会心理学の立場から企業組織内の行動を見た一冊。1998年と少し古い本だが、こうしたものは早々変わらない。経済系の雑誌に連載されていた記事をまとめたもの。そのせいもあって、各章ともまとまりをもって平易に書かれている。とても面白い。主に企業組織内でビジネスパーソンにある、自分の利益しか考えていないような行動がなぜ起こるのか、社会心理学によってコメントしている。

組織における人間の行動を解明するために、社会心理学はかなり役に立つ。もちろん理論書ではないので系統だった概念の説明は無い。具体的な場面に即して述べられている。特に後半では読者の質問に答える形で、社会心理学の実験を多く引用しつつ語っている。

本全体で何かを主張する本ではないので、個々の面白いトピックを拾う。「みんなが言っている」の「みんな」とは自分の周りの三人のこと(p.16-23)。作業効率が上がる組織と、成員の満足度が高い組織は異なること(p.67f)。一般的に競争よりも協調はよい結果を生むが、協調には手段が相互依存的であることと、目標が協力的であること(ゼロサムではない)の両方が必要であること。手段が相互依存して協調が必要でも、目標が競争的だと行動は競争的になる(p.118-121)。お歳暮のような無条件の贈り物は、文化圏により好意度を損なう。特に物を贈られると、すぐに同等のものを返す(内祝いのような)習慣は国際的に異質。日本社会の閉鎖性に根ざしている(p.192-200)。人間は自己中心性バイアスを持つため、成果主義の業績評価には慎重な評価システムが必要。上司のみによる評価は情緒的評価に陥る。360度評価の必要性(p.230,249f)。
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