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エリク・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー 『機械との競争』

機械との競争
大学を出たら毎日上司にやることを指示されるような従来型の仕事に就こうとなとど考えていると、いつの間にか機械との競争に巻き込まれていることに気づくだろう。上司のことこまかな指示に忠実に従うことにかけては、機械の方がはるかに得意であることを、ゆめ忘れてはいけない。(p.127)
最近話題の、機械が人間に取って代わるいう話。仕事が無くなるという話だけではなく、社会全体に与える影響を論じようとしている。何が根本的に問題なのかというと、技術革新のペースが早すぎて人々が着いていけないということ(p.20f)。技術の進歩は我々の生活を豊かにし、生産性を押し上げ一人当たりGDPを増やす。しかしそうした技術の進歩に着いていける人といけない人の差が大きくなってきている。技術の進歩は、富の分配には負の影響を及ぼしうるのだ(p.78f)。

こうした技術の発展を受けて、人間が機械の奴隷ではなく主人であるためには、二つのことが挙げられている。それは組織革新の質とスピードを上げる(起業家の育成)こと、人的資本を強化してスキルを取得させることだ(p.113-127)。

ジャーナリスティックな本であり、ざっくりと読める。自分がこうしたシンギュラリティの話にリアリティもなくあまり関心がないせいか、そう面白さは感じなかった。ちなみに、"boolcs.google.coin"という謎のサイトが出てくる(p.18)。おそらくはOCRでbooks.google.comを誤認識したのだろう。まともな本の作り方も、校正もしていない適当な本であることがうかがえる。悲しい。
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