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グロービス・マネジメント・インスティテュート『MBA 定量分析と意思決定』

MBA定量分析と意思決定
ややバラバラな印象を受ける一冊。導入部分では、ビジネスにおける定量データの活かし方を7つのステップで書いている。目的の確認、仮説/切り口の考案、情報収集、前提の確認、分析、解釈、コミュニケーション。そして実際にやる際のはまりがちな落とし穴として、データ収集、データ解釈、コミュニケーションにおける落とし穴を書いている。

その次には平均、分散、単回帰分析などの基本的な統計的知識。さらによく使われれる分析として、損益分岐点、期待値、感度分析、パレート分析などが書かれている。ここは数式も出てくるしっかりとした統計のごく初歩の解説。

その後はなぜか分野別のKPI一覧が延々と続く。マーケティングや財務、人事、あるいはマクロ的な状況を見るにあたってどんなKPIプログラムがあって、どう使うかについて。これは本論の筋を大きく外れているように見える。最後にケーススタディで定量分析の実際のビジネスでの活かし方に戻ってくる。KPIの話が本書の半分程度を占めている。これを削って、分析のより細部のやり方や、ケーススタディとそのポイントの解説を増やしたほうがずっとよいだろう。
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