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岩波データサイエンス刊行委員会『岩波データサイエンス Vol. 4』


第4巻は地理空間情報処理。ここまでの巻はデータサイエンスのある手法について特集していた。この巻はある応用分野を扱っているものになっている。そのため以前とは趣が違う。 理論的な内容やトピックの位置付けを示す記事は少ない。ややバラバラな印象を受ける。

内容は地理空間情報の処理でよく用いられるQGISというオープンソースソフトウェアのチュートリアルから始まり、スーパーにおける顧客動線の研究、難病の分布を扱う空間疫学、Twitterやウェブ検索からのインフルエンザ流行の把握、都市における人の動きを示すパーソントリップデータ、そして位置情報のプライバシーといったところ。

地理情報処理のデータサイズはまだあまり知られていない分野なので、分野の啓蒙を図るのであれば、それぞれのトピックの位置付けや利用・研究の動向を少し扱うべきだろう。またそれまでの巻と比較すると、本巻は理論面が特に薄いように感じる。ベイズモデルでCAR事前分布を用いて空間で隣接する市町村の自殺率を推定したり(p.57-62)、消費者の心の中という不可視の要素を状態として購買プロセスを隠れマルコフ過程とした分析(p.73f)など、面白そうな試みはあるのに、あまり理論的には深堀されておらず少し残念な思い。人の行動をある程度グルーピングし、その頻度を確率としてマルコフ連鎖を作るといった、隠れマルコフ過程の匿名化処理への応用(p.139-145)などは、知らない人間には意外性があって面白かった。
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