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竹村彰通『データサイエンス入門』


タイトルに反して、データサイエンスの入門書ではない。データサイエンスに入門してデータサイエンティストを目指す人向けの内容ではない。むしろ概説書。教養としてのデータサイエンス。著者は滋賀大学でデータサイエンス学部を立ち上げた人。データサイエンスの現状と可能性を、データサイエンス以外の人々に説く。

内容は多岐に渡る。統計の歴史から、データサイエンスが世間的に騒がれてきた背景。ビッグデータを支えるIT技術(Hadoopなど)。画像・音声や時系列などデータの種別。平均や偏差、相関といったもっとも基本的な統計的概念。様々なトピックが平易に書いてある。それゆえポイントが定まらず全般的に散漫な印象を受ける。著者が何を伝えたかったのかはあまり見えてこない。

岩波新書的な一般教養の本としてよいのかもしれない。しかし論の筋がなく、いろいろなことが書いてあるが何も書いていない本という印象。
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